なんだか調子が出ない。季節が一足早く進んで春の長雨めいた様相を呈しているせいか。温かいのに曇り雨ばかりで、おちおち外にも出かけられない。つくづく年始の意気込みはなんだったのか、やる気は霞のように消えてしまい、掲げた目標ももはや詳細を思い出せないでいる。いかにも私らしくて予想通りの展開である。たまには予想を打ち破ってみたいのだが、なかなか人間は変われないのだ。もう33年も生きているのだからいい加減諦めろという話である。
不動産鑑定士の資格を取りたく、性懲りもなく勉強を進めているが、問題集を説いていると頭の中の靄が目にかかって眠気になり全身を覆ってしまう。それで今、無能の繭の中でこれを打っている。今日は結局3ページしか進まなかった。1ページ7問しか載っていないのだから、1日に21問しか解いていないことになる。国家資格の対策にしてはあまりにもささやかすぎるし、一切勉強していないと言ったほうが正しいような気がしてくる。実際には勉強しなきゃなあと思っている時間だけが無駄に長いので、エネルギー消費だけは甚だしい。
どうしようもないので、とにかく早くやる気を出したいのだが、スイッチが見つからなくて困っている。かつて職場で詰んでいたころの私に、「やる気」でやる気を出すな、と言ったのは誰だったかなあ。どうせパワハラ係長(出世して課長になった)かインターネットの格言なのだが。なんでも、仕事もなんでも、ルーチンワーク化して一定の出力で作業し続けることが大切らしい。なぜなら永遠にやる気は出ないから。まあ、確かにね。でも、そんなことができたら苦労しないですよねえ?