初志の行末

hikihune
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1月が終わってしまう。学生時代、ノートの最初のページだけやたら丁寧に書くタイプだったのだけれども、今年もそのままの破綻人格で以て人生を進んでいきそうだ。新年だけやたら決意に溢れていて、しかし決意を端から忘れてしまう。

以前、まったくそりが合わないまま(私がその方の求める要望に応えることができないまま)ご破算になってしまった上司との面談で「決意や反省ほど無駄なものはない、仕組みや習慣を変えなければ、何も変わらない」と言われたことがある。あの方とは、本当に、もう二度と仕事をしたくないが、この言葉はなるほど至言だ。

叶わないまま終わるだろういくつもの決意の中で、私が今のところ上手く回せているものとして、「試着しない洋服を買わない」というものがある。とにかくそのように決めてしまったので、私はネットショッピングを控えて、店舗にわざわざ行き、鏡の前で服を合わせてみた。どの服も太りすぎて肥大化し、おまけに年も食った私にはおおよそ見栄えが良いとは言えず、購買意欲を大幅にそがれて、手ぶらで帰宅した。よって、今年はまだ服を買っていない。

無駄遣いをしないで済んだことは喜ばしい。が、しかし、これは逆に、服を買うことができる日が来るのだろうか。似合わない服を買わない、というのは、みずぼらしい格好で出社していい、ということではないと思うのだけれども。

@hikihune
安住の地を探して ここがわたしのインターネットの終着点、そうなったらいいのにな。