昨日、時計をオーバーホールに出した。2018年の夏にオットと買ったHUBLOTは白いラバーベルトがいい感じにカジュアルダウンしてくれて、日常的に使っていた。ここ最近はApple Watchの気楽さ、便利さにすっかり出番を無くしてしまっていたけれど。もう5年半になるのに一度も電池交換をしていない「当たり」。ある日突然電池が切れて、使いたい時に使えないのは嫌だなぁ、とオットのHUBLOTも一緒にメンテナンスしてもらうことにした。
預かり票にはあらゆる角度から撮影された現物(時計)の写真が添付され、大事に扱ってくれることにちょっと感動。
次の予定までまだもう少し時間があったので、時計売り場をウィンドーショッピング。
シンプルで精巧なGRND SEIKO。いつか欲しいよね、と何度か下見をしているけれど未だ購入には至っていない。きっと欲しいと思う気持ちとタイミングが合わないんだろう。
ちょうどフェア中とのことで、FRANCK MULLERでは3000万円を超す時計が展示されていた。なんてキレイ!とうっとりと眺めていたら、スタッフが声をかけてくれたので、いい機会だからとあれこれと試着させてもらった。1000万オーバーの値札を見た後なので、120万、80万の時計がなんだか安く見えてしまって、あら?これなら買えちゃうかも、と大いなる錯覚を起こす。
聞けば4月1日から値上げになるらしい。あら、素敵!と思ったロングアイランドは20万以上も値上げになるとか。20万の差は大きいけれど、迎え入れたいと思ったタイミングで買うのがいいんだろう。これもタイミングと縁なんだろうな。
30代になった頃に、BVLGARIとROLEXを手に入れた。4年に一度、オーバーホールをしながら使ってきたのに、ここ最近はまさに箪笥の肥やし。スマートウォッチは便利だけれど、時を刻む、という感覚はない。時間が流れていってしまう感覚。日常は忙しなく過ぎていくけれど、せめて手首を流れる時間はきちんと刻んでいきたい、と素敵な時計たちを目にして、そんなふうに思った。
早速、今日、電池が切れていたBABY GとMarc Jacobsの電池交換をしてきた。洋服を着替えるように、時計も替えていこう。
高い時計じゃなくてもいい。時間と仲良くできればそれがいい。