2024年1月23日、一日限りの復活上映、午前の部を見てきました!
最初に見たのが2022年の12月9日、二回目が12月19日、そして三回目はありがたい応援学割(一週間くらい小中学生は500円だった)を利用して子連れで三回目を見たのが3月29日。それ以来の四回目の鑑賞でした。久しぶりなのでワクワクするのと、もしかしたらスクリーンで見られるのはこれが最後かもしれないというドキドキで数日前からそわそわと原作を読み返したりしていました。
予約の時点でわかってはいたことでしたが、シネコン最大スクリーンが平日午前の回にも関わらず満席!!それだけでじ〜んとしてしまいます。隣りに座ったお姉さんは上映中ずっと胸の前で手を組んでいてスクリーンに祈りを捧げているようでした。気持ちわかるよ…!そして上映後は拍手が!良いものを見せてもらった!という気持ちと復活上映ありがとうございました!の感謝の拍手ですよねわかります……客席の気持ちが一体となったことにまた感動……😭
わたしはザファのオリジナルエピソード、カオルさんとリョータの物語がかなり好きで、最初に見たときもそのことを感想に書いてます。
https://hinata-mssn.hatenablog.com/entry/2022/12/10/002459
今回もカオルさんが昔のビデオを見ているシーンで泣いてしまいました。ソータとリョータの誕生日の夜、リョータが全国大会に向かう前の日の夜のこと。カオルさんは暗い部屋で一人で昔のビデオを見ていて、そこにはバスケの試合で活躍しているソータが映っている。そんな母の背中をリョータがひっそりと見ている。リョータは声をかけることもなくすっとその場を離れるけど、リョータが離れたあと、カオルさんが見つめている画面には幼いリョータが映る。そーちゃんすごい!と興奮しているリョータ。家の前でドリブルの練習をしているリョータ。その画面を見つめているカオルさんの横顔をリョータは知らない。
どっちが大事なんてあるはずないんですよね。どっちも同じだけ愛している。
最後に向き合って「おかえり」と「ただいま」が言えた二人と、ソータの写真が飾られたリビングテーブル。傷付いた家族の回復という光を見せてくれたラストが本当に大好きです。
二回目見たときの感想はこちら→https://fusetter.com/tw/ofa9pbje#all(本当に色んなところに書き散らしてるな…笑)
やっぱり今回もゴリのところで泣いてしまいました。コート上で信頼できる仲間を得られたことは彼にとって勝利より大きなものだったんだろうなって…😭
わたしは原作リアタイ世代です。今はもうない本屋で新刊を買い、今はもうない喫茶店で友達とパフェ食べながらスラムダンクを読んでました。インターネットはまだ身近でなく、感想を分かち合う相手はリア友だけでした。
映画ではそーちゃんが、原作でも赤木がよくバスケ雑誌を読んでますが、この当時バスケの情報って雑誌しかなかったんですよね。相手校の試合のビデオさえ手に入れるのが難しかった。スラムダンクはそんな時代の物語でした。
それが30年近くも過ぎてまたこんな一大ムーブメントが来るなんて思いもしなかった。
映画自体がすごく面白くて何度も鑑賞したくなるような出来栄えだったのはもちろん、ネットではとても追いきれない感想やファンアート、ファンフィクに溢れ、原作読んでた当時とはぜんっぜん違う楽しみ方でまたスラムダンクの世界に夢中になりました。高校時代の自分や当時仲良かった友達たちと再会できたような、そんなタイムカプセル的なよろこびも相まって、本当に最高の体験でした。
「第一部完」を受け止めきれなかったあのころの私たちに、生きてればいつかまた出会えるよと、教えてあげたいです。
復活上映に参加して思いのほか胸がいっぱいになってしまったのですが、来月はブルーレイの発売もあるし、まだまだ祭は続くはず!復活上映もまたあると信じてます!
井上先生、最高の再会をありがとうございました……!!!😭😭😭