「光る君へ」読書ノート①

hinata625141
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大河ドラマ「光る君へ」にめちゃめちゃハマってます!平安時代という舞台装置の美しさとドラマチックな脚本が最高〜!!

さっそく関連書籍をじゃんじゃん読んでるので読書メモを記録してきます。ドラマのおかげで人の顔が浮かぶ(役者さんだけど)から理解しやすいんですよね。今は平安関連何読んでもおもしろーい!となってます。

紹介した本の写真

『紫式部と藤原道長』

これはドラマが始まる前に読みました。著者の倉本先生は「光る君へ」の時代考証も担当されています。確実な一次資料のみで紫式部と道長の生涯とその関わりを読み解いた一冊。これは資料として一年間通してちょくちょく読み返すんじゃないかなーと思います。あらためて、道長あっての『源氏物語』だったし、『源氏物語』あっての道長の栄華だったというのは、実際のロマンスがなくてもロマンチックだなぁと思うのです。

ちなみにこれを読んでロバート秋山演じる実資はけっこう重要な人物なのだなーと知りました。

道長ものがたり

ドラマのなかで打球大会のあと、男たちの話の中で公任が「妻はやっぱ家柄だよな〜」とか言うんですが道長は何も答えない……みたいなシーンがあったのですが、「妻は家柄」で一番得をしたのはお前じゃないか道長!!と本書を読んで思いました。正室・倫子はときの左大臣の娘、二人目の妻・明子は天皇の孫という血筋の良さ。しかもそれぞれ道長の子を6人ずつ生み、倫子90歳、明子84歳という長生き!えっ医療のないこの時代に!?!?生命体としてつよすぎる!!!

山本先生の本はほんと面白いんですよね〜読ませる。倫子には頭の上がらない道長、ドラマでもぜひ見たいです。あと人生の後半では道長がかなり怨霊に悩まされる様子があるので、ドラマでは亡くなったひとたちもあとから怨霊として再登場するといいね!(いいか?)と思いました。

天皇たちの孤独 玉座から見た王朝時代

これはたまたま図書館で見つけた本なのですが、こちらもすごく面白かったです!一条天皇、円融法皇、藤原詮子、花山法皇、藤原彰子、三条天皇にスポットを当てているのでほぼ「光る君へ」の時代の話です。天皇サイドからみると道長ほんとやなやつだな〜と思います😂 あと円融天皇がいかに兼家を嫌っていたかとか、花山天皇出家してもまだまだ面倒を起こすのか…実資たいへんそう…とか、たった12歳で母からも馴染みの女房等からも引き離され入内させられた彰子の孤独について考えたりすることもできて、とてもよかったです。

著者の先生があとがきで、『源氏物語』で光源氏から皇位継承権を剥奪した桐壺帝は正しかった、この時代に天皇として生きることは幸福ではないから、と書かれていて、本書読むと本当にそうだな…と思いました。

大河ドラマ 光る君へ 紫とその時代

ガイド本?ムック?は今回何冊も出てるんですけど、全種類買ったという友達がいて(😂)歴史的資料が多いの教えてとお願いしたら、こちらをおすすめしてくれました。こちらも倉本先生監修ですね。まだ全部読んでないけどほんとに資料として手厚いので一年通してお世話になりそうです!

@hinata625141
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