今年はほんとうにめずらしく、三ヶ月連続で観劇です。
池袋はそんなに来ないのでいつまでも慣れなくて、東京芸術劇場の矢印だけを見て混み混みの駅を抜けるといい天気〜!
今日見たのはパラドックス定数の『諜報員』です。パラドックス定数、人気あるんだなというのはTwitter(現X)で知ってたのだけど観るのはこれが初めて。人気なんだなって知ったときにはだいたいチケット売り切れてますよね。今回はたまたま先行予約が始まったタイミングで知ったので予約できました。ていうか先行予約だと3500円だったんですが!?安くない?しかもチケット送ってきてくれるって親切すぎる…😭
整理番号順に入場するシステムでドキドキだったのですが無事二列目、通路側の良席(目が悪いのでできるだけ前に座りたい)をゲットできました。
『諜報員』は太平洋戦争直前の日本でスパイたちが一斉に逮捕されたゾルゲ事件がテーマです。といってもその中心にいたゾルゲや特高ではなく密かに協力していた主義者たちや特高とは別の警察組織ら、一斉逮捕のその周辺にいた人たちの物語。それぞれの信念や迷いや野心や不安が交錯するスリリングな会話劇でした。
ゾルゲ事件のことちょっとwikiで読んだくらいで全然知らなかったので何か本読みたいな〜と思いました。『ブギウギ』の戦中編とか『窓際のトットちゃん』とかちょうど去年年末ごろに見た作品とまったく同じ時代の東京なんだなぁとか、登場人物の一人は朝日新聞社の記者だったので『いだてん』のまあちゃんと時期的にも職場同じだなぁと思ったり。でもゾルゲ事件はドラマでは見たことないですね。
役者さんでいうと、神農さんというすっごく渋い声の方と、複雑な役どころがハマってた井内さん(帰り物販コーナーに普通にいらっしゃってドキドキした笑)がめちゃめちゃよくてファンになってしまいました。パラドックス定数、次の舞台もスケジュールが合えば見に行きたいな。
ちょっと難しいところもあったので帰りに台本を買いました。本舞台のと、あと気になってた『東京裁判』の台本も。15日まで本は買わないぞって昨日言ったのに?台本は本に入りますか?(入りますよ)
帰りにおいしそうなパンも買えました。よい日曜日。春も近いですね。