Audible調子よく最初の一冊目、村上春樹『螢・納屋を焼く・その他の短編』を聴き終わった。子の塾の面談予定があって、いつもは自転車でピューッと行くのだけど今日は歩いて行った。今日聴いたのは「めくらやなぎと眠る女」「三つのドイツ幻想」。

「めくらやなぎと眠る女」はこの短編集の中で一番長い。休職中の「僕」が年下で難聴の従兄弟の通院につきそう話なのだけど、心象スケッチが延々と続く。朗読時間にして最初の40分くらい、まじでバスに乗ってるだけなのにこんなに話すことある???ってくらいとめどない内面の描写が続く。読み手を飽きさせないのはやっぱすごいなと思った。
「三つのドイツ幻想」は三つの掌編。東ドイツのビアバーのウェイトレスの描写がキモかったですね。こういうとこだぞって思いながら読んだ😂
今日読んだ作品はそんな好きじゃなかったけど、でも朗読だと多少合わなくてもぜんぜん最後まで聴ける。松ケンの声を聴きながら歩く時間はプレシャス。あと村上春樹をあらためて読めたのも良かった。昨日読んだ『踊る小人』がとても好みだった。ぜんぶが好きじゃなくてもこの作品は好きって言えるのがひとつでもできてうれしい。
でもまぁ、しばらくは村上春樹はいいかな……と思ったものの、Audibleの日本版、まずタイトルが少ないし、人気俳優がこぞって朗読してるのが村上春樹ばっかりなんですよ!!!
とりあえず高橋一生氏の『騎士団長殺し』をDLして冒頭だけ聴きました。村上作品の饒舌でめんどくさい「僕」と高橋一生の相性の良さたまらん!!!でも朗読時間が鬼のように長い(4分割の1冊で9時間😂)ので最後までは読めないかな…
ほかにもいくつか未読で気になる作品をライブラリに入れたので、明日からも歩きながらなにか聴こうと思います。好きな作品と出会えるといいな。