連休はいつも短い。いつだって、いつまでだって、休めるのに。
今年のGWは家族で佐渡に行った。お天気も良くてとっても楽しかった。そのことは旅の記録としてまた別に書きたいと思ってはいるんだけど、ちょっと長くなりそうなんでとりいそぎ、楽しかった!全部おいしかった!景色も最高!ということだけ書いておきます。
GW最終日の今日はメンテナンスデーということで、ぶ厚目の毛布をコインランドリーに持って行ったり、美容院に行ったりした。
わたしは美容院の優先度がかなり低い人間で、今回も何ヶ月ぶりか覚えてない。白髪が目立つな、と思ったのでやっと重い腰を上げた。
今日行った美容室は二回目で前回とは違う人だったのだけど、カットの出来にはわりと満足。でもシャンプーはちょっとイマイチで髪の絡まりに指が引っかかる感覚がちょっとやだな〜と思ってたけど言えなかった。かなり昔のことだけどめちゃくちゃシャンプーのうまい美容師さんに一時期担当してもらったことがあって、またいつかシャンプーのうまい美容師さんに出会いたいなぁとずっと思ってる。人にシャンプーしてもらうのっていいよね。
連休のうちに『密航のち洗濯』という尹紫遠という朝鮮人男性の人生を追ったノンフィクションを読んだ。植民地であった朝鮮から日本に密航し、日本人の妻を持ち子供たちも生まれ、日本語でいくつかの小説と日記を残し、生涯洗濯屋として働き貧困から抜け出せないまま亡くなった人。
尹紫遠さんは文章を残した人なのでまだご本人の言葉が残っているけど、文学者として名を残した人ではないのでこうして記録を掘り起こさなかったら忘れられてしまう人だったと思う。最近はとくに大激動の歴史の影で必死に生き延びようとした市井の人たちの人生についての物語に心動かされる。フィクションではハン・ガンの『別れを告げない』もファン・ジョンウンの『年年歳歳』もそうだった。日本ももうちょっと新しい戦争文学増えてもいいと思うんだけどな。
ちなみに尹紫遠さんは『虎に翼』の寅子とほぼ同世代で、尹紫遠さんもまた日本に来た当初は弁護士を目指そうとしていたそうで、ちょうど今週フューチャーされるっぽい香淑ちゃんのことにもリンクする。この時期の朝鮮の人々は日本にいてもつらいし朝鮮に戻ったらもっとつらい、その行き場のなさに胸が塞ぐ。香淑も弁護士資格とってほしいけど、とったところで終戦後国籍がどうなるのかわからないわけで…と考えるとまたつらいなぁと思ったり。
旅行中、電波が悪かったり動画や写真の撮り過ぎでスマホの充電がすぐなくなったりするのでSNSふくめネットから少し離れてたのだけど、思ったほど読書も進まなかったな。移動中も車外の景色がうつくしかったし、あと隙あらば寝てた😂
明日から平日〜!つらいけど、ほんとうにつらいけど、頑張りましょう。。。