この数日、リアルタイムドラマはおいといてなつかしのドラマ『セクシーボイスアンドロボ』を一気見してました。
というのも松山さんのこのポストを見ていてもたってもいられなくなったからです!
2007年制作だそうです。もう17年前!?😂
当時SNSもやってなかったし(スマホでもなかった)(mixiはやってたかな)そんなに日本のドラマを見てた時期ではないんですけど、松山さんのことが好きでチェックしてたんだと思います。本作は松山さんの連ドラ初主演作品です。
脚本、監督、プロデューサーは『すいか』チーム。『すいか』のほうが先だけどわたしは『すいか』はセクロボのあとに見たかな…?
『セクシーボイスアンドロボ』略してセクロボは、七色の声を操る中学生ニコと、女好きのロボットアニメオタク・ロボの二人が毎回おかしな事件に巻き込まれる冒険活劇です。
基本コミカルなんだけど時々ファンタジック、ライトな話もあればシリアスな話もあり、そして木皿脚本らしいモノローグで泣かせてくれる、なんかね、じんわり胸に沁みる、ハートウォーミングな良いドラマだったんですよね。
今さらながらキャストが豪華です。
松山ケンイチと大後寿々花のまわりを彩るレギュラーに塚本晋也、片桐はいり、岡田義徳、浅丘ルリ子。各話ゲストに、中村獅童、六角精児、村上淳、市川美和子、黒川智花、仲里依紗、木南晴夏、りょう、白石和子、高橋一生、江口のりこ、小林聡美、ともさかりえ……好きな役者さんばっかり!
今見ると中学生と大人の関係性って実写化すると難しいよなって、それこそ『カラオケ行こ!』でも映画公開前に少し不安に感じたことを思い出したのだけど(ちなみにセクロボのラストも『カラオケ〜』に近いものを感じます)、セクロボは初回にロボがニコに向かって「子供のくせに大人に気を使うな」ってきっぱり言うんですよね。
いつもはニコのほうが大人びていて精神年齢が実年齢と逆転してるんですけど、でもロボはニコのことを子供だと思ってるってことを明確に初回に示してくれたことで、この二人には恋愛はにじませない、ニコ(中学生)は大人が守るべき存在であるという制作側の強い意思を感じます。そのおかげで17年後の今見てもそういう危うさは感じずに楽しむことができます。
現代はコンプラだハラスメントだなんだって言われるけど、本当に良いものを作ろうとする人たちの倫理観ってそんなに時代に左右されるものじゃないのかもな〜と、ひさしぶりにセクロボを見て思いました。
本作も漫画原作ドラマでこちらもひさしぶりに原作も確認したんですけど、ドラマはかなり脚色されてるんですよね。原作そのままだとドラマにはかなり難しいというのもあると思うんですけど、かなり木皿泉カラーの強いドラマになってます。原作者さんはどう思ってたんだろう……と気になってしまう今日この頃なのですが、本作のプロデューサーさんが↓このようにポストされてたり、原作者の黒田硫黄さんが↑の松ケンの写真ポストをリポされてたりするので、よかった……😭とちょっとホッとしました。
今は配信もないのが残念〜
あなたは一人で生きてるんじゃない
この世界と関わっているの
どうしようもなーく関わっているのよ
何があっても私は自分の味方でいようと思う
なぜなら、
私を救えるのは宇宙で私だけだから