「好き」という気持ち

hinata625141
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今日はひさしぶりに渋谷のイメージフォーラムに行ったのだけど、すぐそばの宮益坂にすっごい長い行列があって、どこから並んでるかわからないくらい長くて、なんだなんだと検索してみたら「I’m donut ?」というドーナツ屋さんの行列だそう。クチコミ読むとほんとおいしそう。ドーナツのために並ぶってなんか平和でいいなって思った。

そんなわたしのランチは今日もタイ料理です🇹🇭

今日は野菜がたくさん食べたい気持ちだったのでオーソドックスなメニューでなく、ガイヤーン&アボカド丼というオリジナルメニューを注文した。セットのサラダも生春巻も野菜たっぷりでよかった!


イメージフォーラムで見たのは『成功したオタク』。

ポスター

性犯罪で逮捕されたかつての「推し」と「推していた自分」をどう思っているのか?という、オ・セヨン監督自身と友人たちの対話の記録。この性犯罪事件っていうのはバーニング・サン事件のことで、推しが売春斡旋やレイプ動画の共有など女性をモノ扱いしていたという事実、女性ファンたちはほんとうにしんどかったと思う。

印象的だったのは韓国のオタクたちのキッパリしたNOの意思。かつての推しを「許さない」と強い口調で断罪していた。韓国ではほぼ前後してn番部屋事件の発覚もあったし、女性たちの性犯罪に対する怒りが日本よりも強いと感じる。

それでも、推しグッズを処分しようとひとつひとつ見ているうちに、「CDは捨てられるけどこれは捨てられないんだよな〜」と目の前で書いてもらったサインを苦笑いで見ている様子に切なくなった。「今はもう好きじゃない。でも好きだった頃の思い出までは捨てられない」と。うんうん、それでいいと思うよ…ともしそばにいたら腕をさすってそう言ってあげたい気持ちになった。

この映画は傷付いたオタクたちのセルフケアの物語でもあると思う。彼女たちはほんとうに傷付いている。当然だと思う。「推し」に絶望するだけでもつらいはずなのに、彼女たちは自分たちが推したことが事件の遠因になったのだと責任まで感じている。本来楽しいはずの「推し活」に罪悪感を抱えてしまう苦しさ。

だけど監督はじめ彼女たちは、かつて同じ人を好きだった「仲間」を相手に、自分の気持ちを言語化して対話することによって、自分の中のいろんな気持ちに向き合っていく。思っていることを口に出せる、聞いてくれる、共感してくれる相手がいる。それはとっても稀有なことで、この映画がその「場」になりえてると思った。

ひとりでもやもやと抱えてる人もいると思う。その人たちもこの映画を観ることで自分がひとりじゃないと思えるだろうし、自分の気持ちに向き合うこともできるかもしれない。それが彼女たちにとっての癒しへの第一歩となるといいなと願っている。

こちらの監督のインタビューでは、推しとの距離の取り方、アイドルビジネスの問題点など、ファンが自分の心を守るための話があってとても建設的で良いな〜と思いました。


そのあと、わたしもいまイチオシの「虎と翼」展に行ってきました。

入り口にあった大きなメインビジュアルのポスター

どーんとでっかいメインビジュアル。寅子かっこいい!

来週から登場する女学生5人組の衣装。男装の吉田さんのスーツは撮影使用中とのことでなかったのが残念。全員並んだところも見てみたいなぁ。

すでに大好きな劇伴ですが、第1週によく流れてたのがたぶんメインテーマなのかな?「寅子の翼」という良いタイトルでした!あと多分来週から流れる「荒野の女たち」という音楽も聴いてきました。西部劇っぽくてかっこいい。ひゅるる〜って声が入ってます笑

入場者特典でかわいいとらつばちゃん(そんな名前じゃないと思うけど笑)のシールがもらえました!一つしかもらえなかったけど三種類全部ほしかった😭 売ってください😭

そんなこんなな日曜でした。さて「光る君へ」を見よう〜

@hinata625141
感想文置き場。たまに日記。