裂肛を患っている。もう半年近くなる。
尾籠な話で申し訳ありませんが、今回はずっと尻の穴の話です。
もともと尻から血が出やすいたちだったが、去年の夏ごろから急激に悪化して現代医療の力に頼ることになった。
近所の肛門科の先生は話が早く、爆速で診察が終わる。初回の時はどのくらい前からどんな症状なのか、簡潔に説明するイメトレをめちゃくちゃして臨んだがそれらを披露することは1ミリもなく、診察室へIN!目視による患部の診察!「ああー切れてるねえ、ちょっと穴が小さいねえ、薬出しとくからなるべく太くて固いウンチを出せるように頑張ってねー」完!!!!!!!
え?頑張るって何を?
会計の時に薬ももらえた。もしかして調剤薬局でお尻の薬をもらうのが恥ずかしい人とかにも配慮されてるのだろうか。行き届いてるな……
というわけで超メジャーな痔の薬を使いながら、毎日ヨーグルトを食べたり難消化性デキストリン(いわゆる食物繊維)を溶かした野菜ジュースや整腸剤を飲んだりしています。他にやれることある?
尻の穴を拡張するアダルトグッズがあるのは知っているが、もしかしてああいうのも使えるんだろうか……と思いながら聞けないでいる。気まずいとかではなく、そういうことを話す隙がないので。
ちなみに尻の穴が切れるとめちゃくちゃつらい。「痛みで悶絶する」という経験をこの年齢になって初めてした(鋼の肉体)。
トイレに行くたび「祈り」のターンが発生し、祈りが足りないと用を足した後5〜10分は鎮痛な面持ちで過ごすことになる。本当につらい。みんなお尻を大事にしよう!
原因がわからないので対処療法的にアレコレやるしかないのがつらさに拍車をかけている感がある。仕事はほぼ立ち仕事の限界肉体労働なので椅子がどうとかは関係ないし、運動量も足りているはずだ。何なら腰痛対策で筋トレもしている。本当に何故……私が一体何を……
私、自分のことはわりあい寛容な人間だと思っていたけど、実はケツの穴の小せえ人間だったんですよ……というしょうもない上に使い所も限られるギャグが持ちネタにストックされた。今のところ一回しか使っていない。しかもそんなにウケずに普通に同情された。つらいので笑ってほしい。
投薬を始めてから数ヶ月経ち、さすがに「祈り」のターンは減るようになってきたのでさすが現代医療、やはり頼るべきはエビデンスに基づく治療……と我が身が快方に向かっていることを確信していたが、スケジュールの都合で薬を切らしたまま1週間くらい過ごしたら普通に肉体から「祈り」を要求されるようになった。全然快方に向かってない。薬がなければただのケツの穴の小せえ人間だった。
どうしたらこの苦しみから解放されるのだろう……と今日も祈りながらトイレにいます。
しっかりした排便を目指すべく腸内環境を整えていたら、長年の花粉症がかなりマシになった。(これは別口でやっている舌下免疫療法の力も大きいと思うが)
そうじゃねえんだよなあ。