平尾の平尾による平尾のための、文章を書くことへのハードルを下げようプロジェクトを発足します。
誰に伝えるわけでもない文章って何をどう書けばいいのか分からない〜でも人に向けた文章はもっと分からないよ〜なんて思いながらずっと文字を打ち込んでは消す毎日を続けてきましたが、よく考えたらTwitter(Xとも言う)でのつぶやきなんて誰に向けているものでもないし、なんなら明確に人に向けたリプライの方が緊張しまくってて普段のつぶやきとキャラ違くない?ということに気が付きました。
考え込みすぎるとどんどん身動きとりにくくなるよね。普段からそんなに物事考えてるわけじゃないけど。
閑話休題。
なおここからが長い模様。逃げるなら今です。
密林のセールで購入したワイヤレスイヤホン君が息をしなくなってから幾年月(約2ヶ月)、別に日頃から音楽を聴くようなタイプでもないので困りはしないわ〜などと思って特に買い替える気もなかったのですが、ある日気付いてしまったんです。
出先で作業通話に混じれないじゃないか。
普段から人と話す機会がほとんどない孤独死まっしぐらの私は、皆さまが開かれている作業通話が数少ない会話の機会だったりします。接客業に従事していた頃はそんなことはなかったと思いたいのですが……という小さなプライドが邪魔をしましたが、普通に一歩職場を出てしまえば誰とも関わることなくまっすぐ帰宅していました。言い訳はやめましょう。
現在の職場から自宅までは小一時間ほどかかるため、その間はどうコレをやったりTwitterを見たりソリティアをやったりTwitterを見たり……たまに資格の勉強をしたり、といった過ごし方をしていたのですが、さすがに飽きて参りまして。そんなところに爛然として目に飛び込んでくる「作業通話」の4文字。
は、入りたい。人のおしゃべりを聞きたい。そしてあわよくば人と言葉のやり取りをしたい。
コミュ障だから、面白いこと言えないからなどと日頃から予防線をこれでもかと張ってはいるものの、やっぱり正直人と会話したい。自分の殻にばかり閉じ籠もっていないで社会との関わりを持ちたい。でないと接客業なんてわざわざ選ぶわけがないじゃないか。
そこで気付くわけです。肝心の話を聞く手段がない、と。
私の通勤手段は電車と徒歩です。まさか電車の中でイヤホンもなしに作業通話を聞くことなんてできません。公共交通機関では携帯マナーを守りましょう。しかしあくまで作業「通話」なのだから、いくらチャット機能があるとはいえ通話音声を聞かない限りは手も足も出せません。
そこで私は某100均で急遽イヤホンを購入し、だましだまし使用しておりました。最近の100均には何でもありますね。しかしさすがに安かろう悪かろうなのか、耳が痛い。すぐ耳から抜ける。雑音がひどい。そして何よりコードが邪魔過ぎる。
前まで使用していたイヤホンはカナル式のワイヤレスイヤホンだったため、なんだかんだその利便性に慣れきってしまっていた私は、今更コード式のイヤホンになんて戻れないのです。ここにきて生活水準を上げることの恐ろしさが身に沁みました。
そこでやっと本題、今回購入したイヤホンがこちら。
当たり前ですが100均のものとはえらい違いです。比べるまでもありません。先述の通り私は普段から音楽を聴くような人間ではないのですが、一丁前に圧巻の重低音を謳うモデルを選択しました。せっかくなので適当な音楽を聴いてみたところ、確かにベースがよく響いてくるような気がします。気がしているだけかもしれませんが。人はプラセボから逃れられない。
そして今回初体験のノイズキャンセリング機能。正直購入前はどうでもいいと思っていた機能なので、この機能がついていない方のモデルの購入を検討していました。
こちらのモデルのデザインがかわいいんですよね。エッジの聞いたツートンカラーやトリコロール好きなんです私。こっちの方が安いし。
けれどTwitterでほんの一瞬見かけた「ノイキャン付きイヤホンで世界が変わる」といった概要のつぶやきが脳裏を離れず、気がついたらあら不思議、1つ目のモデルをカートに入れて決済ボタンをタップしておりました。なんて恐ろしいんでしょう。
結論から申し上げると、「かがくのちからってすげー!」です。
本製品に内蔵されたマイクロホンで周囲の環境騒音(乗り物の騒音やエアコンなどの空調音など)を収音し、その逆位相音を出して騒音を打ち消す仕組みになっています。
※ワイヤレスイヤホン ATH-CKS50TW 取り扱い注意ガイドより引用
音に音を当てて打ち消す、そんなことが可能なのか。高校物理の授業を受けていない私にはさっぱり何のことやらですが、なるほど確かにこの機能をONにすると周囲の世界から隔絶されたのかと錯覚するほどに脳が雑音を認識しなくなります。まさか自分の足音までも聞こえなくなるとは。
しかし長時間にわたって聞いていると、心なしか乗り物に酔った時と似たような、妙な不快感を覚えました。気圧で耳がキーンとなるあの感じ……あまり多用はしない方が良さそうです。あと歩行時や運転時に使うのは大変危険なので絶対にやめましょう。
この新機能に加えて、マイクから取り込んだ外部の音を流すことで音楽を聴きながらも周辺の音を聞くことができるヒアスルー機能、圧倒的に長い連続再生可能時間などを鑑みると、我ながら結構いい買い物だったのではないでしょうか。これから相応の値段分働いてもらうことになりそうです。
※上記内容には決してマーケティング等の意図はございません。念の為。
さて、ここまでほぼ読み返すことなくなんの計画も立てずに思ったことをつらつらと書いてきましたが、一体どんな文章になったのでしょうか。今から読み返すのが怖いです。まさかこんなに文字数が伸びるとは思わなかった。どれだけアウトプットに飢えていたんだ私は。
でも今まで脳内で考えては掃き捨てるだけだったような些末なことを改めて文章としてアウトプットしていると、いつもと違う脳の部位が使われているような感覚があります。これを続けていれば脳を活性化できるのでしょうか。平尾の次回作に乞うご期待。
まずは一歩踏み出すことが大事。というわけで、今回はここまで。最後まで読んでいただけた方はありがとうございます。