苦手を克服した経験ってありますか?私がぱっと思いついたのは四つです。
一つは数学、一つは秘密で、あと二つはSQLと声です。
数学は最初だめだめで、確か中学二年生の実力試験で20点でした。一次関数の時点でわけがわからなくて、呪文を見ている気分でした。さすがにこのままだと受験がまずいと思い、春季講習でひたすら泣きながらドリルを解いていたのですが、ある日気がついたんです。あれ、これ公式さえ覚えちゃえば解けるのでは...?暗記科目よりよっぽど楽なのでは...?と。そこからはめきめき数学の成績が上がりました。コツを掴んだ瞬間のことは今でも覚えてます。
もともと国語が一番得意なので文理選択では文系を選びましたが、サブウェポンとして数学でそこそこいい点をとれるようになったのは幸運でした。今のエンジニアの仕事だったり、謎解きの思考回路の土台に繋がってそうなので、改めて考えると大きな克服だったのかもしれません。
二つ目の詳細は秘密ですが、平気になったかなと自分の中で消化できるまでだいたい四年くらいかかりました。ちょうど大学生の時です。このおかげで随分と生きやすくなりました。
三つ目は、社会人一年目で研修の時に触ったSQLです。どうも苦手で、と当時の上司に相談したところ、次の日からSQLを使った仕事しか回ってこなくなりました。社会人の洗礼怖かったです。配属先のシステムがいわゆるフルスクラッチの業務システムで大量のテーブルを調査したりデータ抽出をする必要があったため、毎日SQLを書いてたらおかげで苦手意識がすっかりなくなりました。
数で押し切ればなんとなることもあるんだなと学びました。
最後に一番最近だと、声です。これはまだ克服途中です。
声に力がないのが悩みで、お店で店員さんを呼べなかったり、みんなの前で話す時に声が通らなかったりして歯痒いな、と学生の頃からずっと思っていました。そこで、数年前からボイトレに行くことにしました。(今はちょっとお休み中ですが再開させたい気持ちはあります)
最初は、歌手でも舞台人でもないのにボイトレ行っていいのかなと緊張していましたが、全然躊躇う必要なかったので、もし同じように思ってる人がいたらぜひおすすめします。基礎練習で声の出しやすい方法を教えてもらったり、思いっきり声を出すことでストレス解消にもなっていました。なかなか思いっきり声を出す機会ってないですよね。歌うことはもともと好きなので、自分という楽器を磨いている感覚が楽しかったです。
普段の声がしっかり出せているかと言われたら自信がないのですが、大きな声を出す場面での出し方のコツは身につけられたかなと思います。
克服できなかったことも勿論たくさんあります。早起きとか、英語とか。
何回やってみてもうまくいかないと今回はもういいか〜となります。ただ、うまくいかないことの方が多くても、克服できたら得意になったり好きになる確率が上がるから、試してみて損はないかな、と忘れたころにまたやると思います。伸び代、好きな言葉です。
今試していることは2つあって、一つは対人ゲーム、もうひとつは秘密です。
そして文章を書くことを3つめに入れたいな思い、この文章を書きました。
よろしくおねがいします。