若いころに失敗しようが、あとあとどうとでもなるというのはそうかなと思う。
ただ、それをアドバイスとして言うのはどうなのだろうか、という思いが個人的にある。
例えば自分は、お腹の病気で学校に行けなかったことがあるのだけれど、それをそのあとどうとでもなると大人に言われたかったかというとNoである。
実際、そんな経験をしても現在の私は恵まれた職と恵まれたパートナー、交友関係に囲まれているものの、その当時の自分にとってはその時学校に行けていなくて勉強ができない、遊べない、受験も圧倒的に不利なのはどうしようもない事実だったのだ。
もし今後自分に子供が生まれて、子供がいじめられていたとして、「学校の友達なんて大人になったら関係が切れるんだから気にしないでおき!」とか言えるだろうか。言えない。
子供にとってはそれが一大事なのだ。遠い未来なんて関係がない。
過去にタイムスリップしたとして、学校に行けなかった自分、大病した自分、就活失敗して既卒になった自分に「未来は明るいよ!」と言いに行けたとしてもぜったいに言わない。
落ち込むだけ落ち込んでおけよ。それが人間の権利だと思うから。
ただ、生きることさえ諦めないでいてくれたらいい、と思う。
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余談だけど、このあたりの認識はパートナーと一緒で本当に良かった。