手放すんだろうか。

hirono
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賢い人は二兎追わないと何かで見た。一兎追って確実に捕獲してから、次に行くのだと。その方が確実に進むと。

そうは知っていたけれど、つい欲張った。

1年前から、大事にしてみたい2つを抱えて走っていたけれど、キャパシティーオーバーになってしまった。

両方違うフィールドがあることで、意識を切り替えやすく、健やかな気持ちでいやすいというメリットを感じていた。けれど、時間と体力は別だった。自ずと気力も減る。自ら言葉にし、発信するエネルギーが見当たらない。もともとタフではないんだった。

「じゃあ、手放す?」

そう自分に問いをなげると浮かぶこと。

世の中的に価値があるものだと感じている / 価値を感じているものの一部としていたい / どの社会でも役立つスキルを装着していたい /そのスキルを身につけられている人間性をもちたい/ 食いぶちが一つでも多くあると安心 / 自分のリソースを活かしたい / 広義で複数のコミュニティの中にいたい / ここでの縁を切りたくない / でも今、響かない

この中で特段毛色が違うもの、『ここでの縁を切りたくない』

これって初めての感覚かもしれない。だからこそ恐れているのだろう。かといって、同じ熱量で話せないこともさみしく思う。自ら誘いにいくには腰が重い。

きっと、しっくりと、自分の中に自分の親友をつくれるといいんだろうなと思う。

ああ、親友がいるねって腹落ちできる感覚に至るには、地道な気がするな。書くことだろうか。描くことだろうか。聞くことだろうか。さて、なんだろう。