朝
寝起きは気分が悪くて、そんな自分が嫌いだ。好きな人のことも、嫌いな気分になる。あーでもそうか、好きな人にも嫌いな部分があっていいよな。まだ寝ぼけてるのだろうか。もうそろそろ起きないと…。リビングには誰もおらず、珍しく一人の朝だった。朝ご飯はなんだったっけ。フライパンにバターを溶かして、フレンチトーストを自分で焼いて、仕上げに砂糖を振りかけて…。それ以外は覚えていない。紅茶でも淹れたかもしれない。今日は花を買って、職場へ行く日だ。
昼
昼ごはんはお弁当。地域のほっこり感のあるお店のお弁当。いつも同僚と、美味しさを噛み締めながら食べている。今日は同僚が忙しそうだったので一人で食べた。美味しかったが、今日は手が悴むほど寒いので、お弁当も冷え切っていた。食べ始めてから、温めようかと思ったが、再び立ち上がるのがめんどくさくてやめた。最近めんどくさいが口癖になっている。めんどくさいばっか言ってても何も進まないよと、ぼくの中の誰かが言う。それでもめんどくさいものは、変わらずめんどくさかった。
夜
夜は別の仕事へ。この仕事ももう1年半続けたのか、など思う。フロント業務だが、水曜日の仕事は楽しい。なぜなら隣にいるフロントパートナーとの会話がいつも弾むからだ。なんかこう、本音を言い合えるって、なんかいい。一緒に居て楽だ。何を言ってもいいよ。そういつも、言ってくれている気がして、割と思いついたことをなんでも、その人の前では喋ってしまう。ただの職場の同僚だが、楽しく働ける人に出会えてとても嬉しい。なんとなく今日は、その喜びを噛み締めてみた。