その人とは、2023年の4月末に出会った。彼のどんなところをぼくは好きになったのだろう?そんなふうに、9ヶ月ほど経った今思う。なんだか、ここまであっという間だった。今日まで、29回電話をした。今日まで、10回会って一緒に過ごした。少しずつ少しずつ、時を刻んでいる感覚だった。最初は焦りもあったが、途中からは焦ることをやめた。全くないことはないが…。出会ってから5ヶ月くらい経って、ぼくから気持ちを伝えた。その時、相手からの返事を聞く限り、両想いだとわかった。なんとなくで進む時間もあっていいが、きちんとお互いの気持ちを確かめる時間は、きっと大切なのだろうなと思った。まだ何も、わからないけれど…。ぼくは彼の、どんなところが好きなのだろう。まず出会ってその日に感じたのは、彼の優しさだった。なんだか、優しさが際立つ人だった。もちろん最初は気をつかっているのもあるだろう。その中でも、とても話しやすい人だった。たぶんその日に「癒された。」と言ってくれた。なんだかそれが嬉しかった。ぼくという存在に対して、そうやって感じてくれた気がしたから。なんとなく、条件があまりないように感じて、心が軽くて楽だった。そんな雰囲気の人だった。あとは、ぼくに対してもそうだけど、友達でも、関わっている人たちにでも、誰かのために動ける人なんだなと思った。すごく尊敬した。グループや団体の中心付近にいつも居て、人が集まる才能がある人のように感じた。ぼくはそういう立ち位置に、もはや自分を置こうとも思わないから、自分には出来ないことをやる彼のことをすごい人だなと思った。あとは、一目見た時から、かわいい人だなと思った。顔もだし、体型も。何度か話していく中で、恥ずかしがり屋なところも、かわいいなと思った。なんかこう、割と核心についたことを、自分では言わず、こちら側に先に言わそうとする。なんだかズルイなとも思うけど、そういう臆病だったり、恥ずかしがり屋だったりするところは、なんだか彼らしくて落ち着く面でもあった。遊びに行ったときは、いつも良くしてくれて。こんなにいろいろやってもらっていいのかなと少し不安になるが、完全に甘えてしまっている。その点は少し、反省した方がいいかもしれない。意識して感謝を伝えたり、自分ができることを考えたり、してもいいかもしれない。好きな人に好かれることが、大事な人に大事にされることが、この世で最も、幸せな場所かもしれないななんて思う。