デザインと倫理観

hirotoarakawa
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『エチカの時間』という漫画が好きだった。全5巻で終わってしまったのが残念。あらすじは書かないが、冒頭のページの10個の倫理観が記憶に残っている。

要約(ChatGPT)

  1. 義務論:正しい行動は道徳的なルールや義務に従うこと。個人の結果よりも、正しいとされる行動をすることが重要

  2. 功利主義:できるだけ多くの人の幸せを増やすことを目指す考え方。最大多数の最大幸福を追求する。

  3. プラグマティズム:実用性や実際の結果を重視する考え方。理論よりも実践的な効果が重要。

  4. 利他主義:他人の幸福や利益を自分のものと同じくらい、またはそれ以上に重視する考え方。

  5. 利己主義:自分自身の利益や幸せを最優先する考え方。自分の利益を追求する。

  6. 黄金律:「自分がされて嫌なことは他人にもしない」という原則。他人に対する思いやりを大切にする。

  7. 卓越主義:とても優れたことを目指す考え方。自分のやっていることで一番になろうとする心がけ。

  8. 契約主義:社会や道徳のルールは、人々が互いに合意した契約に基づいているという考え方。公正な取り決めが重要。

  9. 主観主義:物事は個人の感じ方や考え方によって異なるという考え方。真実や価値は主観的に決まる。

  10. EX(自身の経験):自分自身の経験や体験を重視する考え方。個人的な体験が知識や判断の基礎となる。

デザイナーは、さまざまな立場の倫理観でデザインを考える。

  • ユーザーファースト:利他主義・黄金律の観点から、ユーザーニーズを捉えたデザインを考える。利己主義観点のダークパターンと戦う。

  • ビジネス成長:プラグマティズム・卓越主義の観点で、事業成長にデザインでどのようにサポートすれば良いか考える。

  • チームワーク:義務論・契約主義の観点から、関わるチームメンバーや、フリーランスとしての自分をふくめた協業について考える。

  • ダイバーシティ:主観主義の観点から、デザインの多様性を考える。

これらの観点からバランスの取れた落としどころを見つけるので、俯瞰して見ると、功利主義観点でデザインを考えているということなる。

そんなにいろんな観点で考えられる人間だったのか自分、と書いてて不安になってきた。結局、自身の経験で意見しているだけかもしれない。

倫理観迷子だ。

@hirotoarakawa
フリーランスのUI/UXデザイナー。ポッドキャスト『たまにデザインFM』を配信中。マンガと映画が好きです。