『北北西に曇と往け』のワイド版が届いた。ワイド版の存在は、漫画雑誌『青騎士』の公式noteを見つけて知った。
今回発売されるワイド版では、出版するサイズを、青騎士と同じ寸法の天地240ミリ×左右170ミリへ大判化しています。入江亜季さんは、自分が紙につけペンで描いた絵を、できればそのままのサイズで見て欲しいと考えていますが漫画原稿は1ページB4サイズと大きく、描くには大きくて良いのですが読むには不便。そこで、ペン画の熱量を失われない、そして読みやすい、最適なサイズを考えました。
(中略)
漫画は、娯楽ですから、娯楽はなるべく廉価で、たくさん社会に必要とされます。昔は、漫画雑誌も安く、電車のなかで読み捨てられるものでした。現在は多くの漫画がウェブ上やアプリで読めるようになっています。それならば、紙で出す単行本は、反対に豪華版のような仕様で、長く手もとに置いておけるものがあっても良いのではないか。これがワイド版を出版するいきさつでした。
贅沢ーッ!
裏表紙もオシャレ。
『北北西に曇と往け』の舞台は、アイスランド。高校を中退した日本人『慧』の、家に収める生活費と暇つぶしのために行っている探偵業と、アイスランドでの生活を描いたジュブナイル・ミステリー作品。
今までこの作品はKindleで買って見てたけど、ワイド版で『はじめて見た』と言っても過言じゃないぐらい、迫力と感動が全然違う。
手元に置いて、漫画の中のアイスランドに浸りたくなる。
そういう漫画なので、本当におすすめ。