この文章は私自身の頭の中を整理するために書くものです。したがってあまり大々的には公開しません。ある程度気心の知れている人の多いTwitterのサブ垢にはこっそり投稿するかもしれませんが、私の中の暗い部分もおそらく書くことになるので、そういうのが苦手な方は読むのをここまでにすることをおすすめします。
つい先日のこと。自分の中にあったはずのやる気、元気といったものが全く出せなくなってしまった。これは急にそうなったというわけではなく、兆候自体は1月頃から顔をのぞかせていた。調子をなんとか取り戻そうとして体を動かすべく出掛けても、心はあまり回復しないばかりか身体が疲弊してしまい、余計に調子を悪くしてしまっていた。銭湯に行くなどして身体をゆっくり休めても、心の調子は回復しなかった。気分転換に絵を描こうとしても絵を描くことに集中できず、下描きすらできなかった。そうして頭の中はネガティブな気持ちでいっぱいになり、自分の思いで自分の心を傷つけてしまう状態にまで陥ってしまった。これは、やめたいと思ってもやめられないのである。いちばんひどい状態のときは、生活のための必要最低限のことをする以外は横になっていることしかできなかった。
その、最もひどい状態になる数日前、私はあることに気がつく。数年間通い続けていた精神科医に、昨年後半から数か月間行けておらず、薬も切らしてしまっていたのだった。なぜしばらく行っていなかったのかという事情は割愛するが、薬を飲まなくなってからしばらくは激しい気分の浮き沈みがなかったものだったから、もう大丈夫になったのだと思いこんでいた。あるいはそうあって欲しいと心の中で願っていたのかも知れない。しかし実際はそんなことはなかったのだった。私は医者に予約の電話をし、無事におよそ半年ぶりの診察、そして薬を受け取ることができたのであった。もっとも、受診した日が最もひどい状態の期間だったのでそこは辛かった。
うつ病なのか、と言われると間違いではないが正確でもない。双極性障害Ⅱ型というのが私の症状に当てはまる名前である。以前は躁うつ病という名前だったので人によってはこちらの方がイメージしやすいかもしれない。軽い躁の状態があり、気付かないうちにエネルギーを大きく消費して鬱になってしまう。そしてその鬱が単なる落ち込みではなく生活に支障が出るレベルのもので長期間続くのである。前回休職した2020年夏頃に、私はこの状態に陥った。それから4年近く経ってまたこのような状態を経験したが、慣れるということはなくて辛いものはやはり辛い。今回は幸い仕事を休職するほどのものではなかったが、周りの人に心配をかけてしまった。勝手な判断で薬を止めるべきではないということを身をもって実感した。
今はまだ、薬を再開して調子が戻り始めたところなので、もうしばらく省電力モードが続くと思います。
(追記)公開後に思い出したけど、昨年11月くらいにちょっと軽躁の症状が出てたかも知れない。こういうのって後になってから気づくものなんだなぁ。