大阪人は歩くのが速い。
1分1秒に「もったいない精神」を持って、分単位・秒単位で予定を組んで生きているせっかちな民族。とにかく忙しく動き回っている。
これってよく言えば「効率的」なんだけど、せかせか生きると交感神経優位になるので、落ち着く暇が気づいたら消えている。すると、どうしても小さな事にイライラしやすくなるデメリットがある。
自分としては「常に穏やかに生きたほうが自他共に楽だよな」と思っているので、おだやかに生きるコツを毎日を探っているんだけど、
「歩行速度を3分の1にする」
かなりゆっくりと歩く。たとえ電車のドアが閉まりそうな局面が来ても、信号が変わりそうな場面でも、ゆっくり歩く。逃してもいいと思う。
歩行速度を1/3にするだけで、せかせか要素が消えて、びっくりするほどゆったり穏やかに生きれる。
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● 歩く速度がゆっくりになると、死んでいた感性が戻ってくる。
進むスピードが1/3になると、ゆっくり過ぎて「暇」になる。
視覚・聴覚・触覚・嗅覚がすごく敏感になる。
周りの景色をたくさん見るようになって「あんなところに看板あったのか」みたいな、視野が広くなってどうでもいい気づきが増える。
いろんな匂いや音にも敏感になる。臭い・うるさい場所は避けるようになるし、心地いい場所はすごく良くわかるようになる。
自分は経営やデザインに関わる仕事をしているのもあって「感覚を研ぎ澄まして生きる」のは大事にしてる。それが生きていきための差別化ポイントを作っていくとも思っている。
歩く速度をゆっくりにすると、穏やかに生きられるだけじゃなくて、感覚が捉えられる広さ・深さが拡大して、一般的には「感性」とか「センス」とも言える部分が磨かれていくと感じる。
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● 歩く速度がゆっくりになると、めちゃくちゃ寛容になる
もともと自分は寛容なほうの人間ではある。
でも、歩く速度を下げてから(&スマホを見ないようにしてから)は、何事にも超・寛容になった気がする。
歩調と"心のペース" は割と同期していて、心が穏やかになってくる。ちょっとした問題があっても「どうでもいい」「なんとなる」と思えるようになった。
大阪人は歩くのが速い。自然と周りのペースにも流されやすい。だからこそ注意深くゆっくり歩くように心がけて、穏やかでいたい。
ちなみにChatGPT曰く、「大阪の人々の平均歩行速度が、世界で最も速い1.6メートル/秒であるという記述がある研究がある」そうだ。マジかよ。