⛰️ 2024-11-04

ンゴ
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前日にランチに誘ってくれた友人と Ocean Beach の方へ出かけ、その帰り際に荷物を運び込む。その後で夜に子が寝る頃に更に荷物を積んで、初の新居での宿泊へと赴いた。

窓の設置工事のアポイントメントウィンドウが朝7時からとなっていて、子の送迎は担当できないのと、起床失敗のリスク、渋滞のリスクなどを考えると泊まる方が楽だと判断していた。ベッドが来ないトラブルの関係で、捨てるつもりだったマットレスを念のためで持ち込んでいたのが功を奏す。

夜9時過ぎに現居を出たが、サマータイムが終わった直後なので体感は夜10時を回っていることになる。うっすら眠気を背後に感じながら到着。現居で過ごす夜よりは選択肢が少なくラップトップで OSS 周りのコミュニケーションをしていたら早々に寝落ちしていた。一瞬深夜に目が覚めた隙にベッドルームのマットレスへ飛び込んだが4時頃に寒さで目覚める。どうにか建物のセントラルヒーターを起動するもうまく動く気配がないので、幸いトランクルームから早々に運び込んでいたスタンドヒーターが目に付き飛びつく。猫みたいに熱源の前に丸くなってもう一度寝た。

設置工事開始

業者から窓本体がピックアップされたので9時半過ぎに着くという通知が入る。7時からのウィンドウはなんやったんや...と朝は事務作業に充てた。

作業員たちの到着。その場には3人居て、話しかけてきた1人だけが英語で会話が成り立つくらい。彼ら同士はスペイン語で会話しているくらいはわかる。引っ越しの作業員とか清掃員的な人と接する回数も重なってきて立ち回りがわかってきているので、シンプルな挨拶と会釈でフレンドリーさだけを演出して仕事に戻る。あとから加えて2人ほど追加で来てちらっと挨拶された。

淡々と養生が始まり、床や置いてあるものが覆われて、思ったよりも気を配るタイプの作業をしてくれそうという期待を得られた。業界で一番金額が高いとされているので、そのくらいは頼むよと思いつつも、実作業員までその金が行き届いているというのはあまり前提にしないつもりでいた。

見事に天気が良く、気温もちょっと暑いかもしれないくらい。窓を外しての作業なので風が通って気持ち良い。

ベッドルーム側の窓

行程をずっと見ているのもなんなので、ちょいちょい顔を出すくらいにしようと陰で作業をしていたら、けたたましい音が響いたので見に行くと既存の窓の縁が切断されつつあった。

窓が割れても飛散しないよう粘着質のビニールが貼られ、粉塵を吸うための掃除機を添えられながら、縁を電動カッターが走っていた。知らないうちに窓の外には工事現場のような足場が組まれている。街で見かける Scaffold というやつが、自分の家を対象に立っているのはなんか面白い。

次に気づいたときにはベッドルームの窓が全てくり抜かれていて、これから設置しようという窓が運びこまれていた。こういう立て掛け具合とか養生しない感じでやっぱりアメリカだったわ〜と思い直す。全然いいんだけど。

到着時にガレージを使いたいか?と尋ねて、勢い良く Yes が返ってきた理由がわかった。作業場が大展開されていた。明日の作業までこのまま置いておきたいとのこと。

最終的な日程は共有されていなかったが、やはり2日がかりでやることに。リビングの方のでかい窓ふたつに取り組む時間が十分に必要らしい。リビングの窓はおそらくベッドルームの窓をくり抜いているところから運び込んだよう。大きさ的に階段を通れないのではないかと心配していた。

最初だけ僕の指示を受け手土足禁止っぽい感じだったのが、どんどん緩まってうやむやになっていっているのに笑う。指摘しても徹底されないと思うと、黙っておいて後で掃除した方がお互い楽である。

好きなチキン屋のサンドイッチと飲み物を差し入れしたら、1時間弱くらい静かになったので楽しんでくれたようだ。ペットの観察みたいな言い方だな。

ベッドルームの方は無事に取り付けられ、縁の仕上げもだいたいやられていた。明日仕上げるまでは開閉をするなとのこと。コーキングの定着にも24時間欲しいそう。

最後に取り付けの計画時に来て、アスベストがどうだと話していたおっさんが確認に現れ、良い仕事じゃねえかって談笑した。

作業員たちを見送ってガレージのドアを閉められないことに気づく。足場にドアが衝突する状況になっていた。ガレージから家に入るドアは施錠できるのだが、ガレージに彼らの貴重品が残る結果となりどうしたもんかと思っていたら、道路の向かいにさっきのおっさんがまだ車の中に居て、状況に気づいたのか出てきた。現況を把握すると足場をうまく途中まで分解して動かしてくれた。建築の仕事を元々やっていたそうで、手順のスムーズさに驚かされる。

ガレージのドアが無事に閉まったので、どうにか一度家を離れることもできそう。また夜に戻ってくるつもりでこれを書き上げた。