以前ブログに会社を辞めたくなった(日和って『気がする』とつけた)ことを書いた。
最近チームを異動してかなり元気になった。それで会社を辞めたくなくなったので、振り返りのブログ記事を書いている。そちらは長くなりそうなので、主に書きたいことを雑に書いておこうと思う。
不満1:尊敬できるエンジニアがいないことについて。
これは一緒に働く人が変わり、全員すっかり尊敬できるエンジニアになってしまったので解消された。ただしいつまでもこの状況が続くとも限らないので、周囲の人間に不満があるときのメンタリティをうまく作り上げたい。これについては今日ちょうど読み終わった本に、いい節を見つけた。
いやがおうでも受け容れなければものごとが進んでいかないときは、自分の流儀を盾にして拒むより、むしろ状況に合わせるほうが手っ取り早いし、よけいな軋轢がすくない。ただし、かたくなに拒むより、あらたに受け容れるほうがじつはタフな精神を必要とするのだけど。
― 平松洋子: 下着の捨てどき, 文春文庫(2021), p.180 お湯のない風呂 より
当時は「絶対こうした方がいいのに」という自分の流儀を中々捨てられず、周囲がそうならないことにストレスを感じていたのだと思う。今日これを読んで、「そうか、状況に合わせるというのはタフな精神が必要なのか、どおりで難しいわけだ。」となんだかスッキリした。難しいならそれをできなかったことであまり落ち込むことはないし、少しずつ頑張ろうという気力が湧いてきた。
不満2:頻繁にコミュニケーションが要求されることについて。
ここでいうコミュニケーションは主に口頭での対話のことを指している。少なくない場面で、文書でやり取りした方が絶対にいいじゃん、と思っていた。自分が口頭での対話を苦手としているからそう感じるんだと思い込んでしまっていたが、最近当時の所属とは別のチームの似たような状況が改善される様子を眺める機会があって実はそうではないと気づいた。なんでも文書に書くなんて面倒だ・・・と言っていた彼らが、いざやってみると「仕事がやりやすくなりました」と言ったのだ。僕が変だからそう思うんじゃなくて他の人にも当てはまる問題だったんだ、みんな問題に気づいてないだけだったんだ、と思ったら気持ちが軽くなった。
ちなみに自分のチームのコミュニケーション方法には全く不満がない。指示は必ず文書になっているし、本当に困った時だけ口頭で対話すればいいし僕もそれはそうした方がいいと納得してやれているので、問題はすっかり解消された。ただしいつまでもこの状況が(以下略)、自分でこれを改善できるような技量を手に入れるよう研鑽しなければいけない。
不満3:責任の所在が曖昧なことについて。
要は担当者が一人で決めてもいいようなことをチーム全員集めて決めたり、結構な時間を使って MTG を開いて共有されるのが煩わしかった。人を巻き込むのは大事だけど、なんでもかんでも巻き込まれても困る。(当時はメンタルがぐちゃぐちゃで MTG なんて上の空だったので問題の分析がきちんとできている自信はないが)たぶん、誰が何を終わらせるかが不明瞭だったのがいけなかったんだと思う。今のチームはやることを Jira のチケットで管理していて、そこには受け入れ条件が明記してある。ほげほげについてふがふがの書かれたドキュメントがぴよぴよに公開されていること、とか、ほげほげリポジトリの main ブランチで利用しているふがふがのバージョンが X.Y になっていること、とか。それでピンポイントに困ったことがあれば、適宜何人かで Zoom の部屋に集まって教え合ったりしている。
・・・いや、この考察はあんまり合ってない気はする。責任の所在について一家言ある人は教えてください。
以上です。とにかく僕は結構元気です。