宝塚歌劇団月組公演です。プレイガイドのメルマガに載っていたのを見て、「呂布か……」と思った次の瞬間抽選に申し込んでいました。 当たったので行ってきました。呂布……見たいもんな……

公演ランチの前菜も呂布の兜をイメージしたものでした。
ステージは圧倒的なクオリティの高さで、歌やダンス、演技、殺陣を含めて大満足でした。ミュージカルの台詞回しと突然歌が始まる構成が好きという私の趣向に合致する、つまりは見たいものを見せていただきました。
特に良かったのは衣装です。やっぱり豪華な衣装は見ていて嬉しいですね。絵だと作画コストなどの問題で簡略化しなくてはならない意匠も、実物や3DCGだとそのまま実在できるのが見ていて楽しいところです。
あと、これは私がゲームに親しみがあるからかもしれませんが、すごく真・三國無双を感じました。
さて、宝塚の史実原作オリジナル舞台の見どころといえば大胆にアレンジされたストーリーです。私はこれまで天草四郎のやつとロベスピエールのやつを見たことがあるのですが、面白かったことと最後に主人公が史実通り死んだ以外のストーリーをぜんぶ忘れたので、今回は覚えていようと考えて筆を取りました。ネタバレではありませんが呂布も死にます。
そしてこの下はネタバレです。
呂布といえば、貂蝉がヒロインのイメージがあります。やはり連環の計に引っかかって董卓と恋の鞘当を繰り広げるのでしょうか。宝塚の世界観において恋は大切ですからね(恋がない話もたまにあります)。
ところがヒロインは貂蝉ではなく、オリジナルヒロインでした。呂布は赤兎馬というすごいかっこよくて強い馬をくれるという董卓の話に釣られて、主君の丁原を殺すのですが、この丁原の娘の雪蓮という女性のことをいろいろあって好きになってしまったのが今回の呂布です。
そんなに好きなら裏切るなという話なんですが、赤兎馬はまるでファム・ファタルで、妖艶なダンスを踊り呂布を魅了するんですよね。少年時代の悲しい過去が流れ、次のシーンでは呂布は血塗れになってみんなを殺害している、というのが一連の流れです。私はこれ好きです。
雪蓮は裏切り事件の折に川に身投げし記憶喪失になり、貂蝉に助けられたことで恩義を感じ、彼女の代わりに貂蝉と名乗って暴君・董卓と謁見する……という流れになっています。
呂布視点では最初に好きだった女性と同じ顔の女性と驚きの再会を果たす形になっているわけです。娘役トップスターが一人しかいないという制約の中で、純愛の一貫性を半ばアクロバティックに実現しており、愛に真剣なその手法に感嘆しました。
虎牢関はスキップされてました。虎牢関ってスキップできるんだ。そのあとなんやかんやあって董卓を殺害して、戦いになり、呂布と記憶を取り戻した雪蓮は添い遂げて死にます。そこには愛があった。完。
このあと何かなかったっけ!? びっくりした私は思わず真・三國無双Originsをプレイ。呂布が劉備裏切って下邳に居座ってるの見て安心しました。話がごちゃごちゃするから貂蝉(雪蓮)といっしょに急死したんですね。
うおおー!今助けるぞ劉備!!

あーっ!💥🐎
ちなみに、第二幕の水晶宮殿(クリスタルパレス)は歌とダンスに特化したショーです。水樹奈々さんの歌のカバーが聴けました。こちらは通例通り、ずっと光っててずっと音楽が流れててずっと人が動いてて本当に楽しいのですごいです。

温州蜜柑でございます。をわかっている人が作っているカクテル。