ゲーム感想 極限脱出 9時間9人9の扉

hokuyu
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公開:2026/2/23

 脱出ゲーム! 流行り続けてますよね。私も急に脱出ゲームいっぱいやりたくなりました。どうせやるなら面白いお話がついていると嬉しい、ので、こちらのゲームを遊びました。ちなみに2025年2月に書かれた日記でした。今の今まで公開するのを忘れてました。

 Zero Escape: The Nonary Games

 もとは2009年に発売されていたゲーム、Steam移植版です。敬愛する西村キヌ先生がキャラクターデザインを担当されていたので、いつかやろうと思って買って積んでいました。ゲームを積むと制作者の利益に貢献できるし、ふとした瞬間急に遊べるしで、得しかありません。

 ネタバレがあります!


 脱出ゲームパートはもう想像通りの脱出ゲームで、特筆すべきところはありません。

 この手の遊びに取り組んでいる時はどうしても、建築してる人大変だっただろうなとか、電子系の仕組みのOSがエラー吐いてブルースクリーンになったら誰が直すんだろうかとか、意図しない解き方(例えば重量チェックに私物乗せてクリアとか)されたら考えた人悔しいだろうなとか、余計なことを考えてしまうものですが、その辺もいつも通りでした。

 でも実際にリアルでも脱出ゲームが流行ってるってことは、そのへんの心配点も実際に運用してみればなんとかなるんでしょうね。

 そしてストーリーの方なんですが、面白かったです。本当にある話ととんでもない嘘がいい感じに混ざっているSFで、デスゲームでありながら登場人物が元気でカラッとした雰囲気の親しみやすさがあります。

 とんでもない嘘といえば、本筋とは関係ない部分で「サンタクロースの服が赤いのは返り血で染まったから」というこぼれ話が語られてさしものわたくしもコカコーラを飲みながら突っ込んでしまいました。その場にツッコミがいなかったのでプレイヤーたる私が突っ込むしかありませんでした。

 ちなみに画像のニルスくんと、もう一人八代さんという女性はやけに服がかわいいんですが、なぜその服装なのかは最後まで明かされませんでした。単純に私服が派手なのかな。

 雰囲気明るめとはいえ凄惨に死ぬ人はいますし、バッドエンドで主人公を殺してくる女の子もいますし、あとは一応は手術室や拷問室なども存在するため、ほんのり怖いといえば怖いかもしれません。

 気になる点としては、ギャグにセクハラが多いことでしょうか。そういう性格の人だから言う、という描写ではなく、いい人からナチュラルに飛び出してくる感じなので、時代柄のセクハラという印象を受けました。逆に個人的に好きなポイントは、派手な服の人が棺桶から出てくるシーンがあることです。

 この下はさらにクリティカルめのネタバレです。


 このデスゲームなんと……(見せしめに死んだ最初の一人以外は)全員生き残ります。

 というか、算数が得意で察しの良い人なら早めに全員生還ルートを想像できる構造だった気がします。私は算数が嫌いなので何もわかりませんでした。

 DSの二画面で遊びたかった。というのも、ずっとノベル視点で読んでたからAVG/ノベルの切り替えトリックを活かせなかった。文体が一人称と三人称が混ざってるような不自然な文章だとは思っていたのですが。

 いくつか謎が残るものの、大掛かりなデスゲーム自体は大企業が建築した施設ということでうまく動くのも納得できましたし、淳平くんと茜ちゃんが幼馴染というだけで妙に好き同士だった疑問も、最後に真相が判明したのでスッキリ終わりました。

 総じて言えば好きなゲームでした。プレイ時間15時間ほど。三部作の一作目であるため、すべての謎が明かされなかったようです。