昨晩はわりとすぐに寝付くことができた。深夜に一度目が覚めたけれど、それ以降は朝までしっかり眠れた。眠れたような気がする。やはり寝る前のだらだらスマホは、想像以上に睡眠に悪影響を及ぼすものなのか。
主に東日本では一般的な起床時間には「もう外が明るい」、特に西日本では夕方を過ぎて時間的には夜になっても「まだ外が明るい」という季節になった。今朝、X(Twitter)で、外がもう明るいという午前4時台のポストをいくつか見かけた。うちの方では、昨日は午後7時30分頃になってもまだ空が青かった。今日は夕方から薄雲がかかっていて日差しが少なかったものの、19時を過ぎても街灯が点灯していない程度にはやはり明るかった。清少納言は「夏は夜」と言ったけれど、今くらいの梅雨入り前の夕暮れも秋とは違った趣があって良いものだと、帰宅しながら思った。
今日の『虎に翼』を観ていて、神保に対して寅子だけでなく周りの男性職員たちまでもスンッとして、表向きはにこやかに神保を立てている姿に、以前同じ職場で働いていたある人を思い出した。その人も神保と似たタイプで、人に意見を求めておきながら、反対や保留の意見に対しては聞く耳を持たず、途中で遮った挙句自分の意見を語り出し、それだけではなく強引に押し進めるという、結局は同意や追従しか受け入れない人だった。今思い返してみると、私も含めて誰もがその人に対して、まさにスンッとしていた。おそらく外部から見ると、空気を読む力の鋭い人であれば、当時の職場の雰囲気にスンッを感じ取っていたかもしれない。
私自身はそんなスンッを打ち破るだけの力は無かった。そもそも私がと言うよりも、その場にいて関わった誰もがそれは無理だった。解決策はそれこそ時間だけだった。けれども、『虎に翼』の寅子であれば、きっと神保のような考えの持ち主に対して、スンッを打ち破るまではできなかったとしても、ヒビを入れるくらいはできそうな気がする。