今朝の地元新聞の一面に、教員に残業代の支給を検討するという記事があった。以前から問題提起され、議論はされていたはずなのに、今になってようやく「検討」とは遅すぎると思った。そもそも長時間残業ありきで辛うじて成り立っているような状態では、学校や先生はもちろん、児童や生徒に対しても悪影響を及ぼしかねないだろう。
給与といえば、私が今働いている職場でも賃上げは行われたが、どうやら更なる賃上げが検討されているようだ。賃上げは喜ばしいというより正直それは当然だむしろ今までが低すぎたのだ賃上げは言わば慰謝料みたいなものだ税金取るなよくらいのことは勝手ながら思っている。ただ、財源をどこから確保するのかという疑問も無いわけではない。賃上げのために物価の値上げをするだけでは、結局堂々巡りであって、生活が苦しい人はずっと苦しいままという悪循環から抜けられないだろう。数年前、テレビのワイドショーかニュースかだったと思うが、収入が増えたら何に使いたいかという質問に対して一番多かった回答が医療にかかりたいだったという話を聞いた。欲しいものを買いたい、おいしいものを食べたい、旅行に行きたいではなく、最低限健康な生活をするために必要な医療を受けたいと考える人が最も多いことに衝撃を受けた。今でも賃上げの話を聞くたびにこの事を思い出す。
賃金と医療で思い出したが、以前、帯状疱疹のワクチン接種が定期接種になるというニュースがあった。公費負担の定期接種になれば、自己負担の金額にこれまで接種をためらっていた人の接種も進むだろう。早く実現してほしい。