トンボ(2024/5/25)

homachimaru
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プロ野球チームのカープのチーム名の由来は、広島城の別名が鯉城だった他に、太田川が鯉の産地だったことや鯉の滝登りといった縁起の良い魚であることから、プロサッカーチームのサンフレッチェのチーム名の由来は、毛利元就の三本の矢の逸話から、日本語の「三」+イタリア語の矢の複数形「frecce」を組み合わせたものだけれども、そういえばドラゴンフライズのチーム名の由来は何だろうと、B1リーグのファイナルを観ながらふと思った。

ドラゴンフライ(dragonfly)とは、日本語ではトンボの意味であること、飛ぶ姿が前進のみで後退しないことから古来より特に戦国武将には縁起の良い「勝ち虫」として好まれたということは以前から知っていたけれど、ドラゴンフライズのチーム名にはそれだけでは無く、日本では宮島にのみ生息するミヤジマトンボに由来していることも今回初めて知った。チームカラーのオレンジも厳島神社の鳥居の色をイメージしている。思っていた以上に地元に縁の深い事を知り、ぐっと親しみが湧いてきた。今日のB1ファイナルはさすがの琉球相手に惜しくも黒星だったけれど、明日は今日の分を取り返して余るくらいの勝ちを得て欲しい。

ところで、厳島神社と聞くと、すぐに思い浮かぶのが平清盛、そして2012年の大河ドラマ『平清盛』である。世間一般的には、平清盛や平家と言えば驕りと滅びのイメージが強いのだろうけれど、今にあっても厳島神社の朱色の鳥居は宮島の象徴として大きな存在感があるように、私の中では平清盛や平家には滅びよりもやはり栄華のイメージが強い。

 

そういえば、今日デーゲームだったカープの試合結果がなかなか通知されないと思ったら、延長12回5時間超に及ぶ試合の末に勝利していた。まさに今日の地元新聞ラテ欄の縦読みの通り、広島ファンにとって「よこはまが熱い」日だった。