今日は朝から北陸新幹線の金沢−敦賀延伸開業の話題でテレビもネットももちきりである。私自身が敦賀に行くには現状北陸新幹線を使う必要は無いのだが、今日はやはり山陽東海道新幹線で東京に行き、そこで北陸新幹線に乗り換えて敦賀に行くというルートを思い描いてみる。せっかくだから北陸新幹線はグランクラスに乗ろうと想像する。思いを馳せるだけであれば、どんな贅沢も可能だ。
今日敦賀まで延伸したばかりなのに気の早い話ではあるが、将来、北陸新幹線が新大阪まで延伸すれば、東京駅の別々のホームを出発し、別々のルートを通ってきた「ひかり」と「かがやき」が、もしかしたら新大阪で集うことになるのだろうか。想像するだけでとても眩しい。ただ、敦賀−新大阪間は着工の見通しがまだ立っていない。
輝かしい新幹線の延伸開業の一方で、地方のローカル鉄道線を始めとした公共交通は、地域の衰退だけでなく人員不足も加わり苦戦を強いられている。ダイヤ改正とは言うけれど、良くて現状維持、悪ければ減便、終電繰り上げ、それが現実である。
ダイヤ改正後の時刻表で、通勤列車の時刻を確認した。改正前と特に何も変わるところは無かった。実は以前から改善してほしいところがあって、アンケート等で意見も送ったこともある。けれど、利用者が少ない時間帯だからなのか、全く見直しされそうにない。
時刻表と言えば、JRが紙の時刻表の配布をしなくなって久しい。時刻等を確認するには、駅時刻表かアプリやQRコードをご利用くださいという掲示や放送を見聞きする。当該駅や当該列車、それに伴う乗り換えや乗り継ぎだけを、ピンポイントで確認する分にはそれで十分便利である。ただ、そのためには結局、自らアクセスするところから始めなくてはならない。そういう作業が必要なところは、まだ意外とアナログだと思う。
時刻表を列車時刻確認のためだけでなく、読み物として楽しむ人たちがいる。路線名と駅名と時刻の羅列された時刻表は一見無味乾燥であるが、その行間というか列車間に様々な物語が想像できるところが、時刻表を読むことの魅力だと私は思っている。昔のトラベルミステリーでも、やはりそういった時刻表の存在が、トリックの解明に欠かせないエッセンスになっていた気がする。
ダイヤ改正に合わせてなのかどうかは定かではないが、広島駅の在来線ホームの駅名標が電球の入った箱状の吊り下げ型のものから反射材の立看板型のものに変わった。数日前までは吊り下げ型と立看板型の両方が設置されていたものが、昨日ふと見た時には吊り下げ型の方は撤去されていた。光熱費削減や地震対策だろうか。これも時代の流れなのだろうと思った。