広島県の交通系ICカードPASPYは、来年3月の終了へ向けてカウントダウンが始まっている。特にアストラムラインでは一足早く今年11月でサービスが終了になるため、6月で定期券の販売を終了し、PASPYによる駅構内での乗り越しチャージもできなくなっていた。先日、改札を出ようとした時に、その乗り越し精算機の交換作業が終わったところをちょうど目撃した。新たな乗り越し精算機にはPASPYが使えないと書いてあるのをまじまじと眺めていたところ、取り換えを終えた作業員の方から「PASPYは使えなくなりました」と改めて伝えられた。なお、改札外にはPASPY用とICOCAなど交通系ICカード用のチャージ機が並べて設置されていた。
PASPY終了が近いからなのか、Twitter(X)で最近、PASPYのマスコットキャラクターくまぴーのクリアファイルを貰ったという、クリアファイルの画像付きのツイートにいいねとリポストをいただいた。2015年のツイートで、かなり前のことなので、そんなクリアファイルを貰ったことなどすっかり忘れていた。クリアファイルには、PASPYはチャージをすれば何度でも使えるエコなカードだとくまぴーがPRする漫画が印刷されている。PASPYは2008年からサービスが始まった。記憶違いかもしれないけれど、確か広島ではICOCAより先にPASPYのサービスが始まったはずだ。PASPYが約17年、その前のプリペイドカード式のバスカードやアストラムカードも確かサービス期間は約15年間くらいだったはずなので、紙幣もそうだけれど、こういった交通系運賃支払いサービスも、15〜20年が技術における一つの区切りなのだろう。