先週までは10月も半袖で過ごせるのではないかとさえ思っていたのに、昨晩あたりから室内でも半袖では心もとない感じになってきた。半袖だった頃はクリスマスケーキやおせちの予約広告を見てもピンとこなかったけれど、長袖を着るとようやく年末年始のことを考えられるようになった。ただ、年賀状については郵便料金が値上げになったこともあり、年賀はがきで出すのはもう止めてもいいかもしれないと思った。
『権記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』(著:藤原行成 編:倉本一宏)を読み終えた。前半は大河ドラマ『光る君へ』で既に放送された部分だったので、この場面はドラマで観たことあると思い、後半は『光る君へ』の方が後追いになってきたため、この場面は『権記』で読んだところだと気付く。千年前の記録と現代の大河ドラマが上手くマッチして、どちらに対しても理解度が増した気がする。ところで、中宮彰子は当時としてはかなりの長命であったことは以前から知っていたけれど、曾孫の白河天皇の代まで見届けたというのには驚いた。この約50年後には、大河ドラマに当てはめれば『平清盛』の初回の時代になる。
ビギナーズ・クラシックスシリーズのラインナップを公式サイトで見ていると、全制覇したくなってきた。しかし、まだ『小右記』が夏から中断したまま積読されている。こちらはページ数が『権記』の約2.5倍あり、レンガ本とまでは行かないけれど結構なボリュームである。まずはこちらから読み進めたい。