新紙幣(2024/7/3)

homachimaru
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公開:2024/7/3

今日から新しい紙幣が発行されたけれど、新紙幣とは全く縁の無い1日だった。

新紙幣をまだ見ぬ前から詐欺に対する注意喚起を何度も見聞きした。給付金、還付金、手当、増税、減税、新札発行、あらゆるお金の絡むところには全て詐欺があると言っても過言ではない。今日もX(Twitter)で同人誌即売会における新紙幣の偽札への注意喚起のポストを見かけた。今は新紙幣だけれども、しばらく経った後は、今度は旧紙幣の偽札に注意する必要が出てくるだろう。

同人誌は出さないが、仕事上現金を扱うことがしばしばあるので、やはり事前に本物を銀行から入手してきちんと確認しておきたい。ちょっとしたことで、偽札を掴まされたなどといったことはできる限り避けたいものだ。ただ、そういう対策以外にも、純粋に偽造されにくいお札を作るために注ぎ込まれた技術の粋をじっくり確認したいという好奇心も当然ある。こっちを向いたりあっちを向いたりする渋沢栄一のホログラムを早く見てみたい。

先日、「探検ファクトリー」で国立印刷局のお札工場の回をやっていたのをたまたま見たのもあってか、以前からお札作りの技術には感嘆していたけれど、改めて技術の進化と精密さに驚かされた。そして、今回の新紙幣に対するユニバーサルデザインについての話はとても興味深かった。

今後キャッシュレス化が更に加速することにより、国内で広く発行する紙幣は今回が最後になるのではないかと言う金融関係の専門家もいる。20年後くらいには、日本銀行が発行したデジタル通貨が当たり前になっているのかもしれない。お札も、記念的に発行されるものだけになるのだろうか。

 

今日からも福沢諭吉の一万円札は使用可能である。更に言えば、40年前の聖徳太子の一万円札でさえも現在も有効な紙幣である。

明治時代に発行された一円札もまだ有効というのにはさすがに驚いた。