関東から東北地方南部にかけての太平洋側では、非常に強い台風7号が最接近している。台風の速度がとても遅く、同じ場所に雨風が長く続くことによる影響が気になる。どうか被害が最小限でありますように。
一方で、今日、広島市では1994年7月17日に記録した観測史上最高の気温に並ぶ最高気温38.7℃となった。これまでの30年、この記録に達したことが無かった事にむしろ驚いた。そういえば、1994年は夏休み前後からこれまでに経験したことの無い焼けるような暑さだった記憶がある。雨も降らず、取水制限も行われたのではなかったか。ただ、この頃は、夜に熱帯夜になることはあっても、それが何週間も続くことはなかったはずだ。同じ最高気温を記録したとはいえ、そこは当時と今とでは全く違う。
なお、この前年の1993年は、記録的な冷夏で米が育たず米不足となり、米を輸入するという前代未聞の状況が発生したいわゆる「平成の米騒動」が起きた。この年は翌年とは反対に、夏休み中地元ではほぼずっと雨だった記憶しかない。県外に旅行に行った時も、旅行先では晴れた日があったものの、地元に戻るとやはり雨だったという光景を今でも時折思い出す。
いつもとは違う気象上のあれこれが発生すると、今でもSNS上では擬人化された令和ちゃんの気象コントロール能力についていろいろ言われる事が多い。しかし、平成さんも似たようなものだったんだと思った。というより、異常気象に対する責任の一端は、本来元号さんたちではなく元号を定めたり使用したりしている人間の側にある。