雨の夜(2024/7/10)

homachimaru
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公開:2024/7/11

昨晩は、大雨によるJRの運転見合わせに巻き込まれそうになった。私自身はすんでのところでタイミング良く帰宅できたから良かったものの、もし帰れなかったとしたら、とても不安な夜を過ごすことになっただろう。最近はタクシーも待っていてもなかなか来ないし、呼ぼうとしても断られることも多い。普段ほとんどタクシーを呼ぶことは無いものの、いざというときのためにスマホに配車アプリを入れておいた方がいいかもしれないと思った。あと、携帯ラジオもあれば、情報収集と気分転換に便利だろうと改めて感じた。ただ、こうした個人レベルの対策だけでは不十分で、大雨や台風災害などでJRが止まることが見込まれる時には、会社の方でも連動して事が起こる前に災害に応じた体制を整える必要があると強く思う。しかし、これだけ毎年甚大な災害が起こる中で、こちらは相変わらず進歩していない気がする。

窓を打ち付けるというレベルを超えて、もはや窓ガラス全面に流れる雨を見ていると、やはり思い出すのは6年前の西日本豪雨の夜のことだ。あの時は自宅に居て既に就寝していたが、スマホからは何度もエリアメールが鳴り、外ではサイレンの音がひっきりなしに響き、なかなか寝付けずとても不安な夜だった。そこで、情報収集と気分転換を兼ねてローカル放送局のラジオを聴いていた。リアルタイムの災害情報を繰り返し伝える合間にリスナーの投稿やトーク、そして耳心地の良い音楽と、聴いている人に極力不安を感じさせない内容だった。安心して聴いているうちに、いつの間にか眠っていたようで、翌朝は比較的スッキリした気持ちで目が覚めた。今でも大雨で不安になる夜は、そのラジオ番組のことを思い出す。