秋分の日は昨日で、今日はその振替休日だ。しかし、秋分の日と言えば9月23日という固定観念が強い。私自身も物心ついてから2011年までずっと9月23日を秋分の日と認識して暮らしていた。それが、地球の公転の関係上、2012年からは秋分の日が閏年は9月22日、それ以外は9月23日となった。今年は閏年のため9月22日が秋分の日だが、たまたま日曜日に当たったため、その翌日の振替休日の23日があたかも秋分の日であるかのように見える。
子どもの頃、過去には9月24日が秋分の日だった年があったことを何かの本、確か学研の科学で知った。数年後、中学生の頃、何かで秋分の日の話題になり、友人にその話をしたところ、あり得ないと一蹴された。今であればスマホですぐに調べられるし反論もできるのだが、当時、まさか過去の学研の科学を常時持ち歩いているはずも無く、小さい子のセリフのように「本当に9月24日が秋分の日の年があったんだもん!」と強く主張したところで聞き入れてくれるどころかかえって引かれそうでちょっと憚られた。そんな訳で、その話はそこで終了したのだが、何年経っても時折思い出してしまうくらいには、一蹴されたことが未だに腑に落ちない。おはぎを食べて腹は満たされてもあの時の心は癒やされない。
なお、前回9月24日が秋分の日だった年は1979年である。