昨日、久しぶりに、以前の通勤ルートだった場所を通ったのだが、閉店になった店や更地になった土地がまた増えているように感じられた。そんな中、シャッターの閉まっていたとある店の貼り紙を見ると、「高校野球応援のため本日は休みます」とあり、ホッと安心した。しかし、この暑さである。熱中症にだけは本当に気を付けて欲しいと思った。
夏の高校野球と言えば、今日ニュースを見ていると、高校野球の県大会における熱中症対策の話題をやっていた。クーリングタイムを設ける、気温の高い時間には試合を行わないなどの他に、熱中症警戒アラートが発表された日には試合を中止・順延する県もあるという。広島県もその内の一つに含まれていた。今や猛暑は大雨と同じ災害なので、これは賢明な判断だと思った。でも、本音を言えばそれらの対策さえも十分とは思えない。この時期に屋根の無い球場で大会をすること自体がもう限界なのではないかと年を経るごとに感じる。昼夜問わず屋外やエアコンが効かない場所での真夏のスポーツの試合はテレビで観ていてさえも暑そうで、選手もスタッフも応援する人たちも大変そうだと、試合以外のところについ思いを馳せてしまう。
途中まで観てそのままになっていた「THE FIRST SLAM DUNK」を改めて最初から観た。後半に入ってからは全く目が離せず、画面を食い入るように見ていた。観終えた後は、もう一度どころか何度でも観たいと思った。ただ、桜木花道のあの決意と決断だけはやはり辛かった。花道本人に後悔は無かっただろうけれど、安西先生を始めとした周りの人たちは、おそらく後々までふとした時に当時の選択を思い出しては後悔の念にかられてしまうのではないだろうか。そこだけは、抜けない棘のようにチクチクと心に刺さり続けるような気持ちが残った。