今日は4年に1度の閏日。4年前の2月29日はコロナ禍が始まったばかりで、これからどうなるんだろうと不安と混乱の大変な時期だったことを思い出した。
2020年2月29日前後の自身のツイッターを振り返ってみる。この頃はトイレットペーパーの買い溜めによる品薄が問題になっていたようで、ドラッグストアでいつも購入しているトイレットペーパーが運良く1つだけ残っていたので買ってきた、というツイートがあった。あの頃は、マスクや消毒液を求めてドラッグストアやホームセンターに日参していたものだ。
他のツイートも学校の臨時休校や公共施設の臨時休館、イベント中止のこと、マスク着用や換気といった感染防止対策など、新型コロナウイルスに関連した話題が多い。紙をめくる時に指をなめて湿らせる仕草、いわゆる指ペロが感染防止対策の徹底によって廃れればいいのにというツイートもあった。でも、この4年後、そんな期待も虚しく、指ペロする人々を立て続けに目撃することになる。
当時、朝ドラは『スカーレット』、大河ドラマは『麒麟がくる』が放送されていたので、それらの他愛のない感想ツイートもあった。どちらも大好きなドラマで、コロナ禍による閉塞した気持ちがどれだけ慰められたことか。
最近は、X(旧Twitter)でつぶやくことがめっきり減り、タイムラインもサッと読み流しがちになっている。こうして4年前のログを読み返すことで、Xによって失われたものを掘り起こしているような気持ちになった。