2024年11月3日(日) 正倉院展

homachimaru
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公開:2024/11/4

今日の『日曜美術館』は、現在奈良国立博物館で開催されている正倉院展の特集だった。テレビを買い替えたこともあり、正倉院の宝物が以前よりも鮮やかに映し出され、細工もよりはっきりと見て取ることができた。中でも花鳥背面鏡と黄金瑠璃鈿背十二稜鏡の細工はずっと見ていても飽きることが無かった。一方、一目見てすぐにかわいいと声を上げそうになったのが、魚をかたどったガラス細工(瑠璃魚形)だった。あの時代にも現代日本人が感じる「かわいい」が存在することに、心がわくわくした。グッズとして販売されていたらすぐに買うだろう。この瑠璃魚形のガラスに当時と同じ色を彩色する再現をやっていて、古代の染料の配合の妙に感嘆した。ただ、色はともかく、大きさがテレビでは分かりにくい。やはりできることなら現地で観てみたいと今更ながら思った。これまでも日帰りで正倉院展に行ったことはあるが、コロナ禍以降、チケットが日時指定制になってからは行ったことが無く、これからあと1週間で終わってしまう県外の展覧会に行く予定を立てるのは難しい。それに、予約制であってもかなり混雑していそうだと、『日曜美術館』での正倉院展の様子を見て思った。図録は購入しようと思う。