昨夜は雨と時折突風が吹き荒れる音に落ち着かず、夜中に何度か目が覚めてしまった。しかしこれにより、長い猛暑もようやく落ち着いたようだ。おかげで昼間でもウォーキングが捗った。調子に乗ってひさしぶりに1万歩を歩いたせいか、足の裏の皮が少しひりひりしている。よく見るとうっすらマメができていた。軟膏を塗り絆創膏を貼っておいた。
歩くと言えば、ようやく「散歩で日本一周」の初ルート踏破が明日にも達成しそうだ。今歩いているのは、道後温泉本館から高知城のルートである。始めたのが猛暑真っただ中のもあり、遅々として進まず、なかなか愛媛県から出られなくてもだもだしていた。しかし、少しずつではあっても毎日の歩みの積み重ねは着実にゴールに近付いている。高知城が目前のマップを見て嬉しくなった。
今夜も『坂の上の雲』を観た。ところで、『坂の上の雲』を観ていると、しばしば昨年の朝ドラ『らんまん』を思い出す。主人公たちが同世代というのもあるからだろう。秋山好古は1859(安政6)年、秋山真之は1868(慶応4)年、正岡子規が1867(慶応3)年、『らんまん』の槙野万太郎のモデルとなった牧野富太郎は1862(文久2)年の生まれである。
今回の『坂の上の雲』「青雲(前編)」では、1884(明治17)年、子規と真之が東大予備門に入り、同級生と寄席に通ったり江ノ島まで無茶な遠足を試みたり野球に熱中したりと青春を謳歌する様子が描かれていた。一方、牧野富太郎が東大理学部の植物学教室に出入りを許可されたのも明治17年のことである。のぼさん(子規)が「野球(のぼーる)じゃ!」と喚いていた頃、万ちゃん(『らんまん』の槙野万太郎)は植物学教室で日々多種多様の植物と向き合い「おまんの名前は何ちゅうがか?」と目を輝かせていた姿がありありと思い浮かぶ。別々のドラマが、あたかも一つの世界にあるもののように交錯する。