さすがに今日は寒くなるだろうと、前日夜にダウンコート、セーター、いわゆるズボン下、ネックウォーマー、毛糸帽、手袋、カイロを準備しておいた。ただ、今朝になって、セーターの上にダウンコートは外にいる時であればともかく、電車に乗っているとむしろ暑くてしんどくなりそうだと考えて少し薄手のウールコートに変更した。しかし、その他の防寒対策は全て用意しておいて本当に良かった。明日は更に朝の気温が下がると聞いている。ついにこの冬初のダウンコートになるだろうか。先週は、家の中限定とはいえ半袖でも過ごせたのに1週間でがらりと気候が変わった。寒暖の差が大きさに自律神経が参ってしまわないように気を付けなくては。
テレビを始めとしたマスコミの言う事は信用できないと言う一方で、何故それらよりも余程多くの偽情報やデマが拡散されているSNSの情報を「真実」だと鵜呑みし信じてしまうのだろう。電話やSNSで「儲かる」話が出たら詐欺を疑えとしばしば注意喚起されるように、SNSで「真実」の話が出たらまず偽情報やデマを疑った方がいい。しかし、これは決して他人事ではない。どれだけ強い意志を持っていたとしても、何かのちょっときっかけで誰もが選択や思考を知らず知らずのうちに他人に委ねてコントロールされてしまう罠はあちこちに潜んでいる。
先日のとある県知事選挙は、再選した失職候補自身も言っていたようにSNSが功を奏したと言われている。先日の都知事選や衆院選でも見られた傾向だが、今や選挙はSNS上で上手くバズらせることができるか、更には対抗する候補者を炎上させて失速させられるかどうかで勝敗が決まるようになってきたのは明らかだ。しかし、本来政治とは、バズりとは真逆の、とても地味で地道で忍耐力の必要なものだと思う。県民が置いてけぼりにならなければいいのだが。
そういえば、その県知事選で前職の再選が決まってから「パワハラは無かった」と言っている人たちがいた。もちろんまだ疑惑の域を出ていないことではあるし、そう言った当人たちの本当の心の内は分からないけれど、おそらく縁もゆかりもない人物に対して妙に断言口調だったことに、少し冷え冷えとした気持ちになった。