2024年9月21日(土)

homachimaru
·
公開:2024/9/22

今朝、石川県に大雨特別警報が発表された。いったん大陸に去った台風14号が温帯低気圧となり進路を東に向けて日本海上を通過している。そこからの湿った空気が前線に流れ込むことによって線状降水帯が発生し、同じ場所に長時間大雨を降らせている。現地の様子を映すライブ映像カメラは、レンズの表面を雨が打ち付けるのではなく上からバケツで水を掛け続けているかのように流れていた。特に今年地震のあった能登地方の被害が甚大で、仮設住宅の浸水被害の映像や、地震の復旧工事に従事されていた作業員の方々が土砂崩れに巻き込まれて安否が確認できないというニュースには、心が痛むでは表現しきれない衝撃を覚えた。

先週、サラメシで能登地方の町に復興支援のため単身赴任している宮城の方のランチが紹介されていた。ながら見だから記憶違いもあるかもしれないが、その方は町の公民館を巡回し、その地域で必要な支援等を聞き取り調査報告する業務に従事されていて、昼食は毎日自分で作ったお弁当を持参している。それを見て、投稿者の同じ職場で働く現地の職員の方は、震災後は作る気になれなかったお弁当作りを以前のように作ることができるようになったと言われていた。あの町は無事だろうか、住民や復興支援に携わる方々は無事だろうか。ハード面はもちろん、心の復興もようやく緒に就いたところに今回の大雨災害はあまりにも辛い。