松本零士『新装版 銀河鉄道999 -アンドロメダ編-』を読む。
デビュー70周年記念ということらしい。原作のスタートは1977年。アニメの放送はその翌年。さらにその翌年には映画版も公開されている。『宇宙戦艦ヤマト』『宇宙海賊キャプテンハーロック』『1000年女王』など、この頃は松本アニメの全盛期。どれも面白かったが、やはり「999」は、自分にとっては別格(自分より少し上の世代になるとヤマト派のほうが多い気がする)。
原作を読むのは子どものころ以来だが、テレビアニメの再放送などで何度も見ているせいか、意外と覚えている。この第一巻に収録されているのは、「出発のバラード」「火星の赤い風」「透明の女 ガラスのクレア」「タイタンの眠れる戦士」「大盗賊アンタレス」「迷いの星の影」「彗星図書館」「暗黒星メフィストの黒騎士」「水の国のベートーベン」「大四畳半惑星の幻想」「エルアラメインの歌声」「17億6500万人のルンペン星」「空中牧場の大きな牛」「枯葉の墓標」「かげろう星の文豪」「不定形惑星ヌルーバ」。
ガラスのクレアやアンタレスなどは、映画版にも登場したのではなかったか。そのほか「大四畳半惑星」なども懐かしい。『男おいどん』の世界だ。