源氏物語「蓬生」「関屋」の帖を読む。
末摘花、再登場で救われた。よかった! しかしキツネや妖怪みたいなのにまで居つかれちゃって、よくぞまあ耐えてくれたものよよよよ……と、爺は涙にむせび泣きました(笑)
そして「関屋」の帖。こちらは末摘花となんとも対照的な……。でも空蝉って、朝顔の君と並んで、もっとも常識人だったようにも思える(現代人の目から見れば)。それゆえに面白みに欠けたのか、朝顔とキャラが被るからなのか、物語から強制退場させられたような感じを受けた。このあたりのキャラの扱い、紫式部に訊いてみたい。