2/28 うれしい出会いと再会、人生の面白味はきっとこれから

みの日記
·

水曜日は本屋の日。13時から取材。山川さんと、どんな話をしようかとか、直前に「緊張してきた...」などと言いながら、訪問を待つ。今回取材を申し込んでくださったライターの木下さんは、以前からSNSでフォローしていた方で、メールをいただいたときはびっくりした。実際にお会いして、お話ができてとてもうれしかった。緊張するとか言っていたくせに、いざ取材が始まると私も山川さんも聞かれる前にいろいろ話したりしていた。どんな風にまとめてくださるか楽しみ。取材の少ない本灯社だけれど、こうやって少しずつ、出会った方との縁を大切に、届いていけばいい。

取材の中で、「本屋をやる意味とは?」という質問が出た。もちろん、意味があると思ってやっていることだけど、半分くらいはそれがどんな意味を持つのか、今はわからない。だからやるのかもしれない、という話をした。この考え方は、ひとつ大切な指針になるような気がした。すぐに答えが出ないことをすること。問いを持ち、考え続けること。

夕方、福岡に取材で来ていた梶山さんがお店を訪ねてくださり、9年ぶりの再会。ドアを開けた瞬間、ぱっとひらけた梶山さんのオーラに「あのときのまま!」と安心する。まったく連絡も取り合っていないのに、その空白を全然感じない心と心の距離感だった。軽く近況報告、お店を案内して、最後に本をたくさん買ってくれた。

こんな再会があるのなら、長く生きるのが楽しみになる。それぞれ歩いてきた道、見てきた景色を持ち寄るとき、相手の人生も、自分の人生も、労って祝福するような気持ち。いろいろあって、またここで会えた。ちょうど先週のOVER THE SUNでもスーさんがそんな話をしていた。今楽しそうな年上の人たちみたいに、10年後、20年後にきっとなっていけると思うととても楽しみ。