サルサソースがかびていた。朝ご飯にトルティーヤチップスをつけて食べようと前から画策していたものだったが表面が白っぽくなっていた。実際はカビでなく変質しただけだったかもしれないが、不安だったので捨ててしまった。瓶の半分ほどの量のサルサソースが食べられることなく三角コーナーに捨てられている様は、少しだけ哀愁が漂っている。残ってしまったトルティーヤチップスを数枚そのまま食べたのだが、まぁ味がない。素材の味にプラスして塩味があるので、これはこれで美味しいのだが、サルサソースの気分になってしまった口には物足りなかった。なのでケチャップにハラペーニョソースを足して食べてみた。甘いケチャップとハラペーニョソースがなかなかに合っている。これに細かく切って焼いたウインナーやチーズが入っていたりなんかしたら最高だろうなと思った。ケチャップと肉とチーズが入っていればなんだって美味しいのかもしれない。私の舌はジャンキーなものを好む舌だから。
思えばカロリーの高い食べ物の味が人並み以上に好きな自覚がある。ピザとか、お菓子とか、お好み焼きソースだとか。みんなそうなのかもしれないけど。子ども舌であるのも原因かもしれない。私の家族はよく言う。「お前の腹が丈夫ならもっと大きな体型になっていただろう」と。私もそう思う。砂糖もカロリーも油分も好きだ。量を食べないだけであって、食生活はあまり良くない。中性脂肪と飽和脂肪酸が高めな食生活をしている。カロリーの高いものをちょっとだけ食べるような生活をしている。よくないことだ。
今も砂糖菓子をつまんだ。マンゴーの味のするお砂糖だ。しゃりしゃりした食感でマンゴーの味する砂糖は、珍しいはずなのになんだか体に馴染むような心地がした。カロリーだからかな？ ちょっと違うかも。