空気感を感じる作品, と聞いてあなたは何を思い浮かべるだろう ?アニメーション作品で言うなら, 僕は次のような作品を思い浮かべる:<ul class="e-ul"><li class="e-li">灰羽連盟</li><li class="e-li">ARIA</li><li class="e-li">たまこラブストーリー</li><li class="e-li">ゆゆ式</li><li class="e-li">リズと青い鳥</li><li class="e-li">DIYアニメ</li></ul>&lt;日常系&gt; として一括りに出来るものではないのだけれど, これらは静が生み出す輝きを再発見させてくれるようなものだ.&lt;動&gt;が生み出す輝きを魅せるのが一般的なものと対照的である. けれど, 日常に潜む小さな美しさや, その尊さが何者にも代え難いものであることを教えてくれる. 近年, &lt;エモい&gt; というワードが一般化し, 定型化された &lt;エモさ&gt; が数多く提供されるようになったが, その本質は空気感なのだと実感する.夕暮れ時, 遊びの帰り道旅行の帰り道, 眠りながら車に揺られる時間そこにあるようでいて手に入らない一瞬の瞬きを大切にできる人間でありたい.