モンスター・コールズ

hortensia
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舞台と映画感想がごちゃ混ぜ。整理してないのでメモの羅列。

・映画2回(公開当時ミニシアターと舞台観劇数日前U-NEXT)

・舞台1回(大阪wwホール 前方センター)

・舞台で受け取ったものと映画で受け取ったものはほぼ同じだった。舞台の機構があれだけ抽象的でもそう感じるのは結構凄いと思う。私が映像を先に見ているからというのもあるかもしれないけど。というか、映画を1回目見たときに前半で描かれた部分が分かってなかったから、2回目見たときに話が全て繋がってやっと理解できるという感じだった。前情報なしで見たのもあってまぁまぁホラーだと受け取ってた。映画館だと過敏なのかも。私の勘が鈍いせいだし、冒頭の吐き気止めの薬やママのまだらな髪を見たら分かるはずなのに正しく受け止められなかった私が悪い。

・ストーリーとして、若干分かりづらい分、繰り返し読む強度がある作品だと思う。児童書だけど、子供だけが体験することでもない。人生のタイミング次第で受け取るもの違うだろうというのもあるし、伏線が分かりやすくあるので、最後まで通した後に戻りたくなる。子供だけの物語でもないけど、それを子供のうちに体験することになった人にはきっと必要な物語だと思う。大人になっておばあちゃんの立場になる人にとっても。パパはどうかな笑 反面教師かもしれない。

・パンフレット見て気になったのは原案の方が若くしてがんで亡くなっていること。作者とストーリーを結びつけるのは安直だけど、ママは原案の方だったのではと思った。ご家族がいらっしゃるかどうかも知らないけども。

・山内さんは歌妖曲から2回目でした。モンスターのときの場を掌握する力が凄いというか。モンスターとして舞台にいると目が追ってしまう引力があった。

・瀬奈じゅんさんはスプレーから2度目でした。今回は歌わないんだと思ってたけど、歌があってびっくりした。記憶が正しければロープの上だったと思うので、すごい。「100年生きたい」は凄くずっしりきたし、切実さが伝わるシーンだった。

・おばあちゃんとの車のシーンは好きなんだよな。最後の車のシーンは特に。シートベルトを2人ともしてないんだよね。慌ててるのもあるけど、腹割ってこれからのことを話す場面だからっていうのもありそう。

・罰はなし?が映画も舞台も繰り返し出てくる。繰り返しには意味があると思ってるけど、あんまり分からなかった。罰を受けたがっていることの示唆?誰からの罰?ママ?何の罰?待つことが辛くて早く終わってほしいと思っている=(イコール)ママの死を望んでいることに対して?

・パパはずるいよー。でも憎めないね。

・勝利くんの舞台ははじめまして。鬱々としていて、複雑な心持ちの思春期の少年が似合っていた。彼の実体験もあって消耗しそうなものだけど、(イギリスの演出チームのトレーニング?もあって)切り分けができてるようで良かった。全ての工程で勝利くんから出された感情に不足はないと思った。私が受け取れた範囲で…の話だけど。だから、まぁ泣いちゃうよねー。

・お着替えシーンはびっくりした。誰も言ってなかったけど!?ジロジロ見てはいけないと思って、アンサンブル見てた。個人比ミスサイゴンの方が際どいけど、なんか見てはいけない感があった笑 そのかわり、後のシリアルもぐもぐは凝視しました。

・チケットは一般ローチケで遅めに購入したし、発券もギリギリだった割に良い席だった。たぶん周囲ファンクラブっぽかった?席は埋まってそうだったし謎。

・劇場ははじめましてだった。席は千鳥ではない。お手洗いは外に整列させるほどに混むが捌ける。案内は威圧感もなく、普通に親切でした。