私は趣味で絵を描いている。休止期間もあったけれど数年前に復帰した。
困ったのが着彩だ。以前はデジタルで、我流で塗りたくっていた。今またデジタルで着彩したいかというとそうでもない。便利ではあるが、画面と長時間のにらめっこは疲労が激しい。加えて、板タブを使用していたのだが持ち方のせいかなんなのか、どうにも昔痛めた手首に負担がかかる。
痛いし疲れるし痛いしもう無理(諦めた)
もともと水彩画が好みなこともあって、ちょっとやってみたいな程度の軽い気持ちで透明水彩に挑戦してみることにした。
ところがどっこい、水分量の調節が難しすぎる。逆にそれさえ掴めれば自分のものな画材なのだが、習得するのにちょっとどころではなく百年はかかりそうだ。私は自他ともに認める超マイペースな上、筋金入りの面倒くさがりである。
水を持ってきて、用意した道具を目の前に、「あーこれ後で片付けなきゃならないんだよなぁ」と面倒くさがりを発揮し、結局何もやらないで終わる。典型的な上達しないタイプ。そのうち苦痛にさえ感じる始末。
もっとワンツーでできる画材はないのか?!
からの色鉛筆である。蓋を開ければすぐ塗れる。というか色がズラーッと並んでいるのを見ているだけでも至福……。
眺めてないで使おうか?
透明水彩の、あの色の重なりや透明感の美しさへの憧れは消えないけれど、今は色鉛筆をのんびりやっていきたい。
今度は挫折しないことを祈る。飽きっぽいから飽きないようについでに祈っとく。