放課後ミステリクラブ 1 知念実希人 / 本屋大賞ノミネート作品。まず子に読ませて感想を聞くと「おもしろい!」とのこと。知念さんが書いてらっしゃるから、もちろんおもしろかったけど、これは本屋大賞なのか?という単純な疑問は残った。「本屋さんが売りたい本」というふれこみが本屋大賞だから、児童に読んでほしい、児童に買ってほしいと思ったということなのかな。それならそれで児童部門など新たに設置してもいいような。巻末に物語に出てきた実在の本の紹介もあり、ここから子どもが本格ミステリに興味を持ってくれたらと思う。併せて2も読了。
八月の御所グラウンド 万城目学/ 久しぶりに手に取った万城目作品。直木賞受賞がなければ読まなかっただろう。しゅららぼんくらいでもう万城目ワールドはこってり重めなのでごちそうさまという気分になっていたのだけれど、今回の作品はあっさり軽め。でも万城目ワールドは健在で。表題作は途中まで野球を通した青春ストーリーか?なんて思ってた自分は浅はかでした。京都が舞台なものだから途中森見登美彦さんを読んでいる気分にもなったりして。 そんなに読んだことないけど。『十二月の都大路上下ル』もドジっ子主人公のスポコンものかとおもいきや…という短いながらもぎゅっと濃密ストーリー。ライバルキャラも王道ライバルな感じがして読んでて楽しかった。
ともぐい 川﨑秋子 / 直木賞受賞作品。こちらも直木賞受賞がなければ読まなかっただろう作品。『熊文学』ってなんだろうと思いながら読み進め、これが熊文学か…と。結局わかってない。生々しく、獣臭い物語。
毎日おみそ汁365日 えちごいち味噌 / お味噌汁ワンパターンなりがち問題もこちらで解決できそうなバリエーション豊かなお味噌汁本。結局お味噌汁の懐は深いので何を入れてもおいしいんですよね、土井先生。イチゴとバームクーヘン、桃とヨーグルトなんかはさすがに挑戦する勇気はないが。牡蠣や鯛、白子はお味噌汁にはもったいないと思ってしまう庶民。デコおみそ汁、アイデアに脱帽。
読んだ本の感想をすべて記録し感想を書くのは難しい。かといってタイトルだけ羅列するのもなんだかなぁとこちらの使い方を模索中。記録は読メでもしてるのでリンク貼ってみる。
最近読んだ中で一番おもしろかったのは感想書いてない、貸してもらった『黄泉のツガイ』だというオチ。