【OP】🍹シリーズの補足

　残り二話くらいのところでようやくシリーズ名を出すっていうぐだぐだっぷりでしたが、ちゃんと考えたしその考えを伝えられたらなと思い。せっかくだからまとめてみました。

　といっても色々書いていくうえで後から考えたものだったので、ある意味ご都合主義的な部分もありますが…。けれど最終話付近まで書かないと、逆にこれは出てこなかったんじゃないかと思うので、ある意味結果オーライといいますか。変に名前を決めずにやってきてよかったのかなと、最終的には思いました。

　今シリーズにおけるテーマで、『夢主の自覚』というものがありまして。生い立ちや育ち諸々の影響であやふやになってしまった『他者への愛』というものを自覚したとき、彼女の世界はどういう風に変わるのだろうと。

　そう考えた時、そういえば弊夢では度々🍹のことを「流れ星のよう」と表現していたなと思い出し。そこで、『星』の単語、あるはそれを指す何かと、今回のテーマを組み合わせられないかと考えまして。

夢主は、他者への愛(likeやloveといった感情はもちろんあるけど、生まれ育った環境や教えから、それをどう表現したり、どんな言葉にすればいいのか分からない)＝真っ暗。闇のように先が見えない

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恋心の自覚(見えていなかった、認識できていなかったものが見えるようになってきた)＝闇の中での一番光る存在を見つけた

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一番光るもの＝🍹の存在

　みたいなぼんやりとした流れができ。

　その後、一番輝く星は"シリウス"と知り、夢主にとっての🍹＝暗闇の中で一番輝く星(シリウス)となりました。夜戦で夜空を輝きながら駆ける🍹なんてまさしくそれじゃない！？と安直な考えではありますが…。

　ただ、『シリウスは暗闇に輝く』とかだとあまりにも普通だな…もう少しひねりが欲しい…と思い。

　そこで、弊夢主設定における一番重要な部分として、『瞳が海のように深く青く美しい』ということから、闇＝深海にしよう→輝く、をもっと特別な感じにしたい→同義語で『煌めく』を使おう、という流れになりました。

『閃く』も候補にはあったのですが、『ひらめく』とも読めてしまうので…最終的には、送り仮名を少し変えて『煌く』に決まりました。

　一等星は、誰もが見える夜空ではなく、深い海の底で、たったひとりのためだけに輝いている。

　そしてそんな星もまた、自身を包み込むあたたかな海を心地よく感じている。そんなふたりをイメージして、結果このシリーズ名となりました。

ぐだぐだと長ったらしいものではありましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました！これからものんびり、楽しく書いていけたらと思います。